今回いわの美術では、四季折々の花を描く画家佐々木経二の「月下」という作品をお買取り致しました。
京都に生まれた佐々木経二は、画家になる為に同じく京都出身の武藤彰に弟子入りし、技術や基礎を学びながら各展覧会などに出品して実力を高めました。
30歳の頃に第三文明展に出品して初入選したのを機に、光玄展・上野の森美術館の大賞展
・ブロードウェイ新人賞展・京展など数多くの展覧会に出品し賞を受賞していきます。
また、ブロードウェイ新人賞展に出品した翌年の1988年に、名古屋で初めて個展を開催し、それ以降様々な展覧会に出品したり個展を開くなど画家として活躍しました。
佐々木経二は現在、光玄会の代表・京都日本画家協会会員として作品の製作をしながら後世の指導にあたるなど、画家として活動を続けています。
今回お買取りしたのは、佐々木経二の「月下」というタイトルの作品で、タイトル通り月の光に照らされている桜を描いたとても幻想的な作風となっています。
また、作品を見てみると、まだ桜の蕾が多いので冬から春にかけて桜が咲き始めている様子や、まだ完全に暖かくなっていない春の肌寒い夜を感じさせるような作品となっています。
絵画の買取では、長く置いていたり飾っている作品ですと額縁のスレや傷、作品のヤケやシミなどが目立つ事が多いですが、今回お買取りしたお品物には目立った傷やシミなどもなく佐々木経二の作品という事で高評価にてお買取り致しました。
いわの美術では、佐々木経二の作品の他にも四季を操る日本画の中村宗弘や、精密かつ繊細に桜を描き上げる木村圭吾の作品もお買取りしております。
お引越しや遺品整理、店舗や事務所の移転などで処分を検討されている日本画などございましたら是非一度いわの美術までお問い合わせ下さい。
中村宗弘、木村圭吾、上村淳之、後藤純男、浜田泰介、平松礼二
奥村土牛、酒井抱一、前田青邨、黒岩善隆、清水規、児玉希望
小泉智英、佐々木豊、米谷清和、橋本明治、浜田昇児など