【伊牟田經正 噴煙桜島】絵画の買取実績一覧

今回お買取りした作品は、伊牟田經正作 『噴煙桜島』です。

自身の出身地である桜島の噴煙を描いた作品で
鹿児島出身の伊牟田經正にとっては、日常的な景色を描いたものと言えるでしょう。
油彩画作品が圧倒数ですが、こちらは水彩画での作品となります。

《伊牟田經正/1934年(昭和9年)-2018年(平成30年)》

スーパーリアリズム技法の静物画・人物画で、とても高い評価と人気を誇る作家です。

地元高校で美術部に所属していた伊牟田經正は、高校2年生の時に油絵を描き始めたことがキッカケで画家を志し、高校卒業後に東京へ上京し、光風会美術研究所で絵画を学びます。

1962年の光風会展で初入選すると、1973年には昭和会展で林武賞を受賞し、端正な作品が洋画壇

での注目を集めることになります。

また1978年の日展では特選受賞を果たし、以降も1984年の日展で再び特選を受賞します。

画材への深い認識と、テクニックに基づいた緻密な具象表現が、身近な事物との組み合わせで
見事に融合し、明快な形態描写・メリハリのある色彩と作風で魅了していきます。

《受賞作品》

・刻まれた時

・彷徨

・1984年の夏 など…

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