今回お買取りの中から紹介させていただくお品は、森田元子の油彩画『室内婦人』です。
森田元子(1903~1969)は日本の女流画家の先駆け的存在であり、大正15年のフランス留学ではセザンヌに強い影響を受けていた印象派画家シャルル・ゲランのもとで学び、帰国後は帝展・日展などで入賞を重ねます。
また女流軽視の画壇の風潮に抗うべく女流画家協会を発起するなど、女子美術教育にも尽力しました。
女性をシンプルで優しい線と明るい色彩で描いた森田元子は2014年・2015年に展覧会が行われるなど近年更に注目が集まっています。
いわの美術では森田元子の油彩画をお買取りしております。