こちらは以前お買取りさせて頂いた藤田嗣治の「サンテ通り」です。
フランスにおいて最も有名な日本人画家で、乳白色の肌と呼ばれた裸婦像等は西洋画壇で絶賛を浴びました。
藤田嗣治は戦後フランス国籍を取得し、カトリックの洗礼を受けレオナール・フジタ(Léonard Foujita)となりました。
こちらの風景画はサンテ刑務所のある、パリ14区の通りの風景を描いたものです。猫と女性を得意な画題としていますが、パリの風景を描いた作品も多く残されています。
藤田嗣治は、今見ても古さを感じさせない、とても印象に残りやすい独特の作品を描きました。
エコール・ド・パリの代表的な画家として、とても人気の高い画家です。