今回、いわの美術がお買取りしたお品物は須貝昌春の油彩画「林檎Ⅰ」です。
須貝昌春は緻密で繊細で鮮やかな静物画を得意としており、現在、一水会会友として、一水会展、個展を中心に光を巧みに取り入れた写実画を多く発表しています。
須貝昌春の所属する一水会は1936年に有島生馬、石井柏亭、木下孝則、木下義謙、小山敬三、硲伊之助、安井曾太郎、山下新太郎の8名によって創立された美術団体です。
西洋絵画の伝統である写実の本道を守り、技術を重んじたレベルの高い芸術作品を生み出す事を目的としています。
時代にとらわれない堅実で品位ある絵画表現を追求している美術団体なので飽きのこない、万人受けする作品が多いのが特徴です。
須貝昌春の作品も改めて見てみますと、一水会の目的を守った作品で、一見写真と見間違うほどで、まるでそこに本物の林檎があるのかと思ってしまうほど緻密に描かれています。
また、場所や季節をあまり問わない作品はどんなお部屋にもマッチする油彩画で、須貝昌春も多くの林檎をモチーフにした作品を制作しています。
お買取りした油彩画はとても状態が良く、高い評価でのお買取りとなりました。
油彩画の買取では、絵具の剥がれや傷は評価が下がってしまいますので、保管には十分注意して下さい。
お買取りした須貝昌春の油彩画のように油彩画を入れる外箱が付いている場合も評価額が上がりますので、箱は処分せずに一緒に保管しておく事が高価買取のポイントとなっております。