今回いわの美術では、木彫りで作られた金剛力士像の阿形・吽形をお買取り致しました。
金剛力士は仏教を守る神様で、仏敵を退散させる金剛杵(こんごうしょ)持っている事から別名金剛力士と呼ばれました。ちなみに、金剛杵は世界一硬いと言われているダイヤモンドを砕いてしまうという凄まじい威力を持った武器なのです。
また、金剛力士は様々なお寺に安置されておりますが、奈良県にある東大寺の南大門と法華堂の合計4体は国宝に指定されております。
ちなみに、皆さんが見た事のある金剛力士像は、寺の門の右と左に立っている像だと思いますが、元は執金剛神1体だったという事はご存じでしょうか。
執金剛神は元々釈迦の護衛を務めていましたが、釈迦の亡き後仏教を守るべく2体の金剛力士となったと言われています。
口を開いているのが阿形、口を閉じているのが吽形となりますが、この名前は古代サンスクリット語の基礎にもなっている梵字で例えられています。
阿形の「あ」は梵字で最初に発音する言葉で吽形の「ん」は最後に発音する言葉という事から、世界の始まりと終わりを表していると伝えられているのです。
また、阿形が口を開けて息を吸い、吽形がくちを閉じて同じタイミングで息を吐いているように見える事から、息がぴったり合う事を「阿吽の呼吸」と名付けました。
また阿形と吽形は2体でお寺の門番をしている事から仁王像(二人の王)とも呼ばれていますが、この二人の勇ましく立っている姿から「仁王立ち」と言う言葉が生まれ「仁王像のように足を広げ力強く立っている様子」という意味のことわざとなりました。
買取可能な作品
細谷而楽・井波彫刻・松久宗琳・小野直子・宮崎辰児・高村光雲
江戸時代や中国などの古い作品など
今回お買取りした作品に作家名などはございませんでしたが、遺品整理だったので他のお品物と一緒にお買取り致しました。
いわの美術では、遺品整理・生前整理・お引越し・コレクション整理・家の解体などで出たお品物のお買取りを行っております。
遺品整理やお引越しで出たお品物、捨てるの勿体ないと思いませんか?
生前整理やコレクション整理で出たお品物、子供さんや親戚の方にあげようとしても断られていませんか?
家の解体で出てきたお品物、お宝かもしれないのにゴミとして処分しますか?
売れるものか分からない時は是非いわの美術へご相談下さい。
個人の方、業者の方でも構いません。
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