【平安福三郎 木彫極彩色 嵯峨人形 】彫刻の買取実績一覧

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平安福三郎 木彫極彩色 嵯峨人形

平安福三郎 木彫極彩色 嵯峨人形
作家名
平安福三郎

お品もの詳細

こちらは江戸初期~中期頃に発達し途絶えた嵯峨人形の模刻であり、昭和中期の作品となります。


頭部が揺れる首振りで、同時に舌も動くからくりがあり『首振嵯峨』とも呼ばれました。


男の子が手に抱えているのは、顔は幼子で体は犬の箱である犬筥(いぬばこ)です。


何とも言えない表情が可愛い犬筥、お雛様の飾りで見かけた人も多いのではないでしょうか。


子供と犬の組み合わせは今も昔も間違いなしの可愛さで人気のモチーフです。



 模刻の嵯峨人形

江戸時代の嵯峨人形は 公卿や大名など上流階級向けに作られた上質の木彫り人形です。


仏像彫刻の高い技術が盛り込まれており、極めて芸術性が高い物でした。


豪華絢爛な反面 非常に手間が掛かることとから、技法は江戸中期の全盛期以降廃れてしまいます。


現存する嵯峨人形は貴重であり 高額査定が出ることが多いお品物です。



嵯峨人形は後に人形師や彫刻家によって研究・再現され、模刻は古い物で江戸後期の作品が見つかっています。


平安福三郎も嵯峨人形の再現に成功した一人で、昭和時代に京都の老舗 松屋15代目守口源次郎の元で制作しました。



嵯峨人形の模刻で特に有名であるのは 昭和を代表する面打師 鈴木慶雲です。


鈴木慶雲は非常に精巧な嵯峨人形を残し 研究成果を著書に残しています。



現在は嵯峨人形の模刻さえも途絶えていることから、模刻でも作品の出来によっては鈴木慶雲・平安福三郎による模刻のように良いお値段が付くことがあります。


もしご売却をお考えの嵯峨人形をお持ちでしたら、いわの美術までご相談下さい。



 嵯峨人形の由来

 嵯峨人形の名前の由来には諸説あります。


・京都賀茂神社の雑掌(官人)が江戸中期に工夫し、京都の嵯峨で作られたので嵯峨人形(別名・賀茂人形)


・江戸初期に貿易商 角倉了以(すみのくらりょうい)が嵯峨に隠棲し、好んで製作を奨励したところから名づけられた


・嵯峨に住した仏師が手遊びで製作


・明治期に当時のコレクターが、着物の織物である佐賀錦から連想して嵯峨人形と命名


古製の嵯峨人形には銘が入っていないこともあり、制作された時期もはっきりしません。


着物の柄や当時の流行や技術と照らし合わせて 大体の制作時期が推測されています。


その為、発展していた時代も江戸初期~中期という説や江戸中期~後期などいろいろな説がありはっきりしません。



江戸時代中期には江戸でも嵯峨人形が作られるようになり、こちらは『江戸嵯峨』と呼ばれています。


残念ながら嵯峨人形、江戸嵯峨 共に継承している人はいませんので、お持ちの方は大切に保管して下さい。



嵯峨人形をお買取りいたします。

いわの美術では江戸時代の嵯峨人形は勿論、模刻の嵯峨人形もお買取りしております。


作品の出来と状態によって査定額は大きく変動するので、写メを送ることにより無料査定をお手軽に受けることができるWEB無料査定LINE無料査定をお試し下さい。


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ご売却はお客様のご納得の場合のみ承っておりますので、初めてのお客様も安心してご利用下さいませ。


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