今回、いわの美術がお買取りしたお品物は、銀製阿弥陀如来像で松本昇の作品です。
松本昇は昭和時代に活躍した彫刻家で、高村光雲に高弟子でもあり、仏像彫刻の第一人者として、日本各地のお寺や神社の仏像を手掛けています。
また、松本昇に学んだ弟子たちも彫刻家として現在活躍しています。
お買取りした銀製阿弥陀如来像は、木彫の原型もとに現代最高峰の精密な鋳造技術と熟練の伝統技術により復元したもので、銀900の刻印が入っている銀製の阿弥陀如来像で、ライター程の小さい物ですが重さが77gありました。
厨子には刻印はなく、金色をしておりましたが金の重さを感じられませんでしたので、調べた所、純金ではなかったため銀の価値のみで評価させて頂きました。
保存状態は、多少の傷はございましたが、問題無いレベルで、共箱付という事で高い評価での買取となりました。
こういった仏像には銀製や純金で出来た仏像があり、純銀や純金の場合、その時の銀や金の取引されている金額によっても買取額が変わってきます。
また、純金の刻印がされているが金メッキの偽物という事も多く、金メッキの場合、そのほとんどがお値段を付けられませんので、
よっぽど著名な方の仏像ではない限り買取る事が難しくなっております。