今回、お買取りをさせて頂きましたお品は、【中田一於作 淡青釉裏銀彩花瓶】です。
中田氏は、人間国宝 三代 徳田八十吉に師事した九谷焼の陶芸家で、釉裏金銀彩の色合いが見事な
芸術的一品です。造形美も素晴らしく、次期人間国宝候補とうたわれています。
縦の線を強調した形状の花瓶で、銀箔を細くカットし、花瓶の表面に一定の決まった間隔で張り
合わせてあるため、とてもスッキリしたデザインの作品になっています。
淡い色合いの中に、銀箔が際立ち見ていて飽きのこない素晴らしいお品です。
銀箔を切り貼りし焼成→さらに釉薬をかけ焼成することによって、銀箔特有の淡く渋い色調が
品格を漂わせており、1枚1枚丹念に置かれた工程は、銀箔の上にかけられる淡青の釉薬によって、
作品ごとに異なった味わいを出しているのが特徴です。
お品の保存状態も大変良く、共箱、共布、栞等、全ての付属品が揃っており、高価買取での
対応となりました。
蔵の整理や、遺品整理等々で、お品物が出てきた際に箱はあるけど、作家名が分からない旨の
お問合せを頂くことがございます。
何代目の作品なのか…?そもそも買取が出来る商品なのか…?などなど
いわの美術では、お写真を事前にWEB査定・LINE査定で添付いただければ、弊社にてお品を
お調べ致します。
お写真を拝見したうえで、まずは簡単な査定額を提示させていただく事が可能です。
ご納得いただけるようであれば、売却にあたって正確なお買取金額もお出しすることができます
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