今回お買取り致しましたお品は、釜師:西村道爺(にしむら どうや)作【四方釜】です。
西村道爺は、京都三条釜座に住し、表千家七代:如心斎宗左(1705年~1751年/宝暦年代:18世紀中頃)
に活躍した日本の釜師です。
本名は知義、通称を弥三右衛門といい、俗称を "ててどうや" と言いました。
詳しい史料が残っていないため生没年などは不詳ですが、
優秀な釜師であった事は残された作品の多数の極書から判断する事ができます。
西村道爺の作品の特徴は、代々受け継いだ西村家の伝統技法による厳然とした器体と、古色の荒肌
を主としていることで知られています。
その作風によって、表千家七代:妙心斎の心をつかみ、富士釜などを中心に多くの作品を残したと
されています。
今回、お買取りさせて頂いたお品は、当時の箱付で、釜の水漏れ等もなく、長い時代を経た古い
お品ですが、状態も良かったためお買取りさせて頂きました。
中古取引市場でも比較的高い値段で取引されている西村道爺。
伝統技法を受け継ぎ、磨かれた確かな技術から真作で保存状態の良いものは、年月を経ても高額
査定になる可能性がございます。
弊社では、お茶道具のお買取りをしております。
上段にも記載をいたしましたが、人気作家が制作した作品は評価が高いです。
お品数があれば、ご自宅までお伺いしての出張買取も可能でございます。
またお品物が少数で、出張買取が難しい場合には、宅配でのお買取も行なっております。
是非いわの美術にご相談くださいませ!