今回いわの美術では、杉田祥平造の色絵蔦画茶碗をお買取り致しました。
杉田祥平は、1942年京都に生まれます。
杉田祥平の父親は、京都名門清閑寺窯の三代目として活動していた事から、杉田祥平も自然と陶芸の道を歩む事になりました。
父親から陶芸を学んでいた杉田祥平は、さらに陶芸の技術や基礎を学ぶべく京都芸術短期大学へ進学し、卒業後は京都市立工業試験場へ入所しさらに技術を磨いていきます。
杉田祥平が23歳の頃には、楽家14代覚入の元に弟子入りし覚入が亡くなるまで側で陶芸を習い続けました。
楽家14代覚入が亡くなった後には、茶道裏千家の金澤宗也に弟子入りし茶道を学ぶなどお茶の世界への素晴らしい追求心がみてとれます。
その後清閑寺窯四代目を襲名した杉田祥平は、以降九谷焼の作品を数多く制作し陶芸界に大いに貢献しました。
現在清閑寺窯は、三代目杉田祥平の娘の杉田眞龍が五代目として窯の伝統を守りながら製作活動を行っています。
今回いわの美術がお買取りしましたのは、杉田祥平の色絵蔦画茶碗です。
蔦の絵柄が茶碗の側面から内側の上部にまで描かれ、蔦の腐食部分などもしっかりと表現されている素晴らしい作品です。
京焼の伝統的な仁清の流れを込めて作られた杉田祥平の作品は、多くの人々から良い評価を受けています。
こちらの作品は、お茶の先生をされていた方の遺品整理でお買取りさせて頂きました。
その為、杉田祥平の色絵蔦画茶碗以外にも花瓶・茶杓・水指・鉄瓶・風炉釜などのお茶道具もお買取りさせて頂きました。
遺品整理に伴うお片付けで出てきたお品物のご売却は、是非いわの美術までお問い合わせ下さい。
弊社いわの美術では、杉田祥平の作品をお買取りしております。
茶道を習っていた方・教えていた方・コレクションされていた方のお品物の中で杉田祥平の作品がございましたらいわの美術までお問い合わせ下さい。
秦蔵六・荒川豊蔵・大清乾隆年製・大樋長左衛門・楽吉左衛門・北大路魯山人
高木治良兵衛・瀬戸毅己・波多野正平・雨宮宗兵衛・純銀や純金の茶道具などなど