今回いわの美術では井上東也の絵唐津茶碗をお買取り致しました。
箱書は長い歴史を持つ宗偏流の十世宗囲によるもの。
状態も大変綺麗なお品物でしたので高価買取させて頂きました。
作家の井上東也は1942年(昭和17年)佐賀県唐津市に生まれました。
日本大学在学中、古窯の発掘に立会う機会があり、そこで唐津焼の美しさに魅了され陶芸家になる事を決意します。
その後陶芸家・塗師淡斎に師事し、1969年(昭和44年)鏡山窯を開窯しました。
国内外で個展を開くなど活躍し、41歳から68歳までは唐津焼協同組合理事長をも務めます。益々の活躍が期待されましたが、2013年12月に惜しまれつつ71歳で亡くなりました。
現在は息子の井上公之が二代目として窯を受け継ぎ、成形はもちろん土作りや釉作り、薪窯での焼成を手仕事で続けています。
今回お買取りした茶碗は絵唐津といい鬼板と呼ばれる鉄溶液で絵を描き、釉薬をかけて焼き上げたものになります。草文が描かれ素朴ながら繊細で力強い表情を生み出しており、大変人気のお品物でございます。
お取り扱い可能な作家
三輪休雪・西村小十・加藤唐九郎・荒川豊蔵・楽吉左衛門・加藤卓男など
この他にもお取り扱いさせて頂いております。お気軽にお問い合わせください。
今回ご紹介させて頂きました絵唐津茶碗はもちろん、中国骨董品・煎茶道具・洋食器・絵画など幅広くお買取り致しております。
素材、作家名、作品の年代などが分からない場合も問題ございません。
付属品の有無、お品物の状態で査定額が変わる場合がございますので、お客様ご自身で判断される前にぜひ一度ご相談ください。
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