今回買取したお品物は楽焼の手炉で作者は、清水六兵衛です。
楽焼とは、電動轆轤や蹴轆轤を使用せず手とヘラだけで形をつくり、若干低めの温度で焼成します。
使用する釉薬の違いにより、黒楽・赤楽・白楽があり、主に茶碗、飾瓦、香炉、皿、焙烙などがあります。
清水六兵衛とは京都を代表する陶工の名称で江戸時代中期の初代からの襲名で六兵衛窯として現在の8代目まで受け継がれており、200年以上の間、世に多くの作品を残している京焼の老舗として今も旧来の伝統を生かしつつ現代感覚の造形、釉薬や技法を新たにして作陶し今日に及んでいます。
清水六兵衛の作品の特徴としてそれぞれの代が先代とは同じことをやらずに、それぞれ独自の作品を作っています。
手炉とは現代のカイロのようなもので、手を温めたりする時に使われている道具です。
今回買取した手炉は欠けている部分もありましたが、共箱もあり、手炉によく見られる形ではなく、珍しい人形風の形でなかなか出会えない作品だった為、高価買取となりました。
いわの美術では、清水六兵衛の買取に力を入れています!! ご売却をお考えの方は、お気軽にご相談下さい。