こちらは以前お買取りさせて頂きました、三代目加藤利昇の金砂子扇面流水茶碗です。
初代加藤利昇、二代加藤利昇は元々一般食器へ染付を施すことを生業としており、三代目よりこういった茶陶の制作を行うようになったといわれています。
三代目加藤利昇は自身が茶道を習っていく内に、「やるからには上を目指したい」との思いで茶陶の制作にあたり、現在では表千家、裏千家の両千家から書付を頂ける程の技量を得ました。
今回お買取りしたこちらの金砂子扇面流水茶碗にも共箱に裏千家15代家元、汎叟宗室(鵬雲斎)の書付が見られ、その技量のほどがよく分かります。
三代目加藤利昇は家風の染付だけではなく、ろくろ、色絵、金襴手、乾山、交趾(こうち)など様々な技法を独自で修得し、あらゆる技法を網羅し、京焼の写しだけでなく、オリジナルの絵柄を多く手掛けています。
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