今回、いわの美術がお買取りしたお品物はリヤドロのフィギュリン「白い馬の少女」です。
リヤドロのフィギュリンは上品な色彩と柔らかな曲線と繊細な花が優しい雰囲気を持つ高級陶器人形として世界中で高い評価を受けています。
リヤドロはスペインのバレンシア郊外で、1950年始めにリヤドロ三兄弟が小さな窯を築いたのが始まりでした。
人形のモチーフとなる実物のスケッチから制作まで、全て手作業で行われ、フィギュリンによく登場する繊細な花は、花びらの1枚1枚を職人の手によって生み出されています。
リヤドロのフィギュリンは、全てが手作業で行われいるため、同じモチーフであっても一つ一つ違った表情を持っており、そこがコレクターの心をくすぐり、同じモチーフで数体持っているという方もいらっしゃいます。
今回、お買取りしたリヤドロのフィギュリンは白い馬に乗った少女がモチーフとなっており、優しさの中にも凛とした少女のまなざしを感じる事ができるお品物でした。
馬の手綱の部分には本革が使用されているのですが、経年の劣化によって切れてしまいそうな状態となっておりました。
外箱はありませんでしたが、特に目立った傷も無く、綺麗な状態でのお買取りとなりました。