イギリス出身の芸術家で、現在はスコットランドで暮らしています。
スコットランドは自然豊かな国ですが、アンディー・ゴールズワージーの作品は自然がないと成り立ちません。
自然の中にある石、枝、棘、土、雪、氷柱、植物などを使って基本的に道具を使わずに自然環境(エンバイロンメンタル)と場の特異性(サイトスペシフィック)を融合させ、それぞれをいかした彫刻やランドアートを手掛けています。
自然を相手に作品を制作しているため、潮の満ち引きで作品が波にのまれてしまったり、氷を使用している事から溶けて作品がなくなってしまったりとその一瞬で姿を変える独自のスタイルを貫き通しています。
アンディー・ゴールズワージーの作品を見るためには、彼の制作現場に同行し、その場で確かめなければなりません。
そのため、アンディー・ゴールズワージーは完成した作品を写真に収めており、それらを作品集として出版しています。
日本でも数回の個展を開催しているアンディー・ゴールズワージーは、自然を主題としたメッセージ性のある作品を作り続けています。