ポーランド出身の女性の彫刻家です。
ポーランドで生まれていますが人生のほとんどをカナダのモントリオールで過ごしており、現在もモントリオールを拠点に制作活動を続けています。
エスター・ワートハイマーは彫刻家になるために奨学金や助成金でオーストリア、イタリアのアカデミーで学びました。
日本でもその名は知られており、福岡市役所西側にあるふれあい広場にはエスター・ワートハイマーが手掛けた作品「プリマベーラ」が設置されています。
この作品は福岡市市制100周年を記念して設置されたもので、「プリマベーラ」とはイタリア語で「春」という意味を持ちます。
そのため、設置された作品は春風を受けてなびく髪やスカートで繁栄への願いを表しており、大地に踏みしめた力強い両足は確かな成長の礎を表現し、発展を続ける福岡市の成長と繁栄を願って制作されました。
エスター・ワートハイマーの作品は「プリマベーラ」のようにダンサーのような伸びやかで躍動的な作品が多く、自然を表現しているのが特徴です。
その作品は日本のみならず、アメリカのフロリダ、カリフォルニア、ワシントンDCなどでも見る事ができます。