奈良県出身の昭和時代後期から平成時代にかけて活躍した彫刻家です。
東京都庁舎など多くの公共建設にモニュメントを残した彫刻家として知られており、箱根彫刻の森美術館を設計した事でも知られています。
そんな井上武吉は幼い頃は奈良の大自然の中で育ちました。
そのため初期の作品には「昆虫」をモチーフにした作品でシリーズ展開しており、社会と人間の状況を比喩した作品として注目を集めました。
その後、作品を包む環境空間の設計へと変化していき、井上武吉の彫刻の概念の拡大が見られるようになります。
こうして出来上がったのは箱根彫刻の森美術館や池田20世紀美術館の設計で、今も多くの人々に愛される場所として知られています。
その後、ヨーロッパへ留学すると西ベルリンの滞在経験が大きな影響を与え、彫刻空間の追求はいっそう大きな展開となっていき、ステンレスや球体、石や金属を用いた「my sky hole」シリーズを展開していくようになります。
この他にも「ボックス」シリーズも含め、根源的な心理体験に基づいた作品を制作しており、日本国際美術展などで受賞を重ね、日本国内はもちろん海外でも活躍を見せる彫刻家として活躍しました。
1930年 奈良県で生まれる
1955年 武蔵野美術学校彫刻科を卒業する
1962年 第5回現代日本美術展で優秀賞を受賞する
(7、8、9回でも優秀賞を受賞する)
1963年 第7回日本国際美術展で優秀賞受賞する
(次回展でも同賞を受賞する)
1965年 現代日本彫刻展に第1回から参加する
1967年 靖国神社無名戦士のための記念碑「慰霊の泉」を制作する
1968年 第1回神戸須磨離宮公園現代彫刻展で大原美術館賞を受賞する
同展第2、第3回展でも神戸市教育委員会賞を受賞する
1969年 箱根 彫刻の森美術館の設計を担当する
1975年 池田20世紀美術館の設計を担当する
1977年 海外のベルリン美術アカデミーなどで個展を開催する
1978年 国立ベルリン美術学校客員教授に就任する
1979年 第1回ヘンリー・ムーア大賞展・優秀賞を受賞する
1981年 ドイツのノイエギャラリーにて個展、デンマークで巡回個展を開催する
1986年 紫綬褒章を受章する
1991年 伊丹市地下空間「my sky hole 91-4 ITAMI」と平和モニュメント(荒牧バラ公園)設置する
第22回中原悌二郎賞を受賞する
1992年 第17回吉田五十八賞を受賞する
1995年 第45回芸術選奨文部大臣賞を受賞する
1997年 67歳で逝去
1930年 奈良県で生まれる
1955年 武蔵野美術学校彫刻科を卒業する
1962年 第5回現代日本美術展で優秀賞を受賞する
00000年(7、8、9回でも優秀賞を受賞する)
1963年 第7回日本国際美術展で優秀賞受賞する
00000年(次回展でも同賞を受賞する)
1965年 現代日本彫刻展に第1回から参加する
1967年 靖国神社無名戦士のための記念碑「慰霊の泉」を制作する
1968年 第1回神戸須磨離宮公園現代彫刻展で大原美術館賞を受賞する
00000年同展第2、第3回展でも神戸市教育委員会賞を受賞する
1969年 箱根 彫刻の森美術館の設計を担当する
1975年 池田20世紀美術館の設計を担当する
1977年 海外のベルリン美術アカデミーなどで個展を開催する
1978年 国立ベルリン美術学校客員教授に就任する
1979年 第1回ヘンリー・ムーア大賞展・優秀賞を受賞する
1981年 ドイツのノイエギャラリーにて個展、デンマークで巡回個展を開催する
1986年 紫綬褒章を受章する
1991年 伊丹市地下空間「my sky hole 91-4 ITAMI」と平和モニュメント(荒牧バラ公園)設置する
00000年第22回中原悌二郎賞を受賞する
1992年 第17回吉田五十八賞を受賞する
1995年 第45回芸術選奨文部大臣賞を受賞する
1997年 67歳で逝去