【浅川伯教】彫刻の買取作家・取扱い一覧

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浅川伯教

浅川伯教
浅川伯教(1884~1964)
山梨県出身の彫刻家で朝鮮半島の陶磁器研究家としても知られています。
また、弟も朝鮮民芸・陶芸の研究家・評論家として有名で、二人で朝鮮半島へ渡り、古い窯跡を調査していました。

浅川伯教は日本統治下の朝鮮半島で生活し、朝鮮の人の立場で朝鮮を捉えようとした人物で、これまで注目されなかった1392~1910年までの李氏朝鮮時代の陶磁器の美しさを日本に紹介しました。
民芸運動の中心的存在であった柳宗悦も浅川伯教を通じて朝鮮に対する理解を深めたそうで、李朝の陶磁器や工芸品は一躍注目される事になりました。

浅川伯教が朝鮮で李氏朝鮮時代の陶磁器の調査を始めるようになったきっかけは、朝鮮の美術工芸品に魅了された事でした。
朝鮮の小学校で教師として働きながら李朝陶磁器の産地の窯跡の調査に取り組み、調べた窯跡の数は700か所にも及びました。
その時、同行していたのが通訳もつとめていた池順鐸で、のちに韓国陶芸界で青磁作品の作家として活躍します。
このように浅川伯教が与えた影響は日本のみならず、朝鮮半島の人々にとってもとても重要なもので、現在、李朝陶磁器が作られているのは浅川伯教の功績があったからと言っても過言ではありません。

彫刻家としての活動は李朝陶磁器の研究の影に隠れてしまっていますが、新海竹太郎の内弟子として学び、帝展や平和博覧会記念美術展で入選を果たすほどの作品を制作しています。

浅川伯教年表


1884年 山梨県で生まれる
1903年 山梨師範学校に入学する
1906年 尋常小学校の教師となる
1913年 結婚し、朝鮮半島へ渡る
1919年 日本に帰国する
彫刻家・新海竹太郎の内弟子となる
1920年 帝展で彫刻作品が入選する
1922年 平和博覧会記念美術展で入選する
再び朝鮮半島へ渡る
1924年 朝鮮民族美術館を京城(現ソウル)景福宮内に設立する
1930年 朝鮮陶磁器を調査し「釜山窯と対州窯」にまとめ発表する
1934年 朝鮮古陶史料展を東京のデパートで開催する
1940年 各地の窯で作品づくりに励む
1946年 日本に帰国する
1956年 「銀杏の陶磁」を刊行する
1964年 1月4日逝去

1884年 山梨県で生まれる

1903年 山梨師範学校に入学する

1906年 尋常小学校の教師となる

1913年 結婚し、朝鮮半島へ渡る

1919年 日本に帰国する

00000年彫刻家・新海竹太郎の内弟子となる

1920年 帝展で彫刻作品が入選する

1922年 平和博覧会記念美術展で入選する

00000年再び朝鮮半島へ渡る

1924年 朝鮮民族美術館を京城(現ソウル)景福宮内に設立する

1930年 朝鮮陶磁器を調査し「釜山窯と対州窯」にまとめ発表する

1934年 朝鮮古陶史料展を東京のデパートで開催する

1940年 各地の窯で作品づくりに励む

1946年 日本に帰国する

1956年 「銀杏の陶磁」を刊行する

1964年 1月4日逝去


浅川伯教代表作


『石榴と壺図』
『窯焚き図』
『木履の人』

『石榴と壺図』

『窯焚き図』

『木履の人』


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