【名和晃平】彫刻の買取作家・取扱い一覧

名和晃平

名和晃平(1975～)

大阪府出身の平成時代に活躍する日本の彫刻家です。

京都市伏見区、宇治川沿いのサンドイッチ工場跡をリノベーションして設立したクリエイティブ・プラットフォーム「SANDWICH」を拠点にグループ展、個展を中心に作品を発表しています。

最先端の3Dテクノロジーを駆使し、プリズムシート、発泡ポリウレタン、ガラスビーズといった素材を用いて制作した彫刻やインスタレーション、平面作品などを通して、デジタル社会における存在のリアリティーへの疑問を提示した作品を発表しています。

京都市立芸術大学で彫刻を学んだ名和晃平は、大学院研究科へ進み博士号を取得しています。

日展などの古くからある日本の展覧会などには作品を発表する事は一切なく、自身の道を貫き通すため、海外へと目を向けます。

その結果、アジアン・カルチュラル・カウンシルの助成によりニューヨークに半年滞在し、ダイムラー・クライスラー・ファウンデーション・イン・ジャパンによる文化・芸術支援活動プログラム｢アートスコープ｣に参加し、ベルリンにも3ケ月滞在しました。

その後、京都を活動拠点とするため、「SANDWICH」という自身のスタジオを作りますが、学生や自分のスタッフと半分共同生活ができるようなスタイルをとり、サンドイッチ工場だった所を自分たちで少しずつリノベーションしてスタジオへと作り変えていきました。

「SANDWICH」では名和晃平をはじめとするアーティスト、デザイナー、建築家など様々なジャンルのクリエイターが集い、自由で活発なコラボレーションを実現させています。

この他にもauのデザインプロジェクト「iida Art Editions」でアートピースを発表し、ミュージシャンのPVやステージセットも手がけ、コム・デ・ギャルソンとのコラボレーションも展開するなど、名和晃平は現代を代表する芸術家として活躍を続けています。

1975年　大阪府で生まれる

1998年　京都市立芸術大学美術学部美術科彫刻専攻を卒業する

2000年　京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻を終了する

2003年　京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程彫刻専攻修了し、博士号を取得する

2004年　咲くやこの花賞を受賞する

2005年　京都市芸術文化特別奨励者となる

2006年　文化・芸術支援活動プログラム｢アートスコープ｣に参加する

2007年　京都府文化賞奨励賞を受賞する

2008年　六本木クロッシング2007で特別賞を受賞する

2009年　クリエイティブ・プラットフォーム「SANDWICH」を設立する

2010年　京都造形芸術大学大学院特任准教授となる