東京都出身の陶芸家で、青瓷による「人の心を打つ」新たな技術、表現の追求をモットーに独立してから青瓷一筋で作陶を続けてきました。
東京藝術大学では三浦小平二の研究室にいた事もあり、その実力は確かなものです。
浦口雅行は青瓷の青く底知れない美しさに惹かれ、その可能性を広げる事を一生のテーマとして作陶しており、粉青などの伝統的な青瓷釉だけではなく、重厚で複雑な発色を可能にしたオリジナルな青磁釉「海松(みる)瓷黒燿砕」「青瓷黒燿砕」「青瓷黒晶」「窯変月白瓷」などを開発しました。
特に海松瓷黒燿砕を使った青磁作品は、黒緑色の釉薬に氷砕状に入った貫入がプリズム化して虹色に輝き、まるで宇宙空間に広がる星々のような幻想的な表情を見せる浦口の渾身の青瓷作品で、多くのファンを魅了しています。
また、浦口青瓷の魅力はこれだけではありません。
紀元前の中国の青銅器を彷彿させる堂々とした鼎や、奇妙な構造をした香炉の不思議な形、特に骨太で多彩な造形が見る者を飽きさせないところに人気の秘密があります。
これまでに様々な青瓷を生み出してきましたが、現在も精力的に新しい青瓷を生み出す事に取り組んでおり、浦口の探求は終わる事はなく、まだまだ続きます。
1964年 東京都で生まれる
1987年 東京藝術大学美術学部陶芸講座を卒業する
1989年 東京藝術大学大学院三浦小平二研究室を終了する
1990年 国際陶芸展で最良入選する
1991年 栃木県芳賀町に窯を築く
1993年 朝日陶芸展で新人陶芸賞を受賞する
1996年 中国浙江省南宋官窯・龍泉窯などの窯跡を訪ね調査研究を行う
1998年 国際交流基金が作品を買い上げ
1999年 現代日本の陶芸大展望展に出品する
2000年 栃木県立美術館「千年の扉」展に出品する
2002年 茨城県芸術祭で特賞を受賞する
2004年 アメリカ・ニューオリンズ美術館が作品を買い上げ
2005年 菊地ビエンナーレで入選する
2006年 茨城県陶芸美術館「現代陶芸の枠」展に出品する
1964年 東京都で生まれる
1987年 東京藝術大学美術学部陶芸講座を卒業する
1989年 東京藝術大学大学院三浦小平二研究室を終了する
1990年 国際陶芸展で最良入選する
1991年 栃木県芳賀町に窯を築く
1993年 朝日陶芸展で新人陶芸賞を受賞する
1996年 中国浙江省南宋官窯・龍泉窯などの窯跡を訪ね調査研究を行う
1998年 国際交流基金が作品を買い上げ
1999年 現代日本の陶芸大展望展に出品する
2000年 栃木県立美術館「千年の扉」展に出品する
2002年 茨城県芸術祭で特賞を受賞する
2004年 アメリカ・ニューオリンズ美術館が作品を買い上げ
2005年 菊地ビエンナーレで入選する
2006年 茨城県陶芸美術館「現代陶芸の枠」展に出品する