【小川待子】茶道具・煎茶道具の買取作家・取扱い一覧

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小川待子

小川待子
小川待子(1946~)
北海道出身の女性の陶芸家で、独特の世界観を持つプリミティブなオブジェ作品で注目されており、伝統や過去にとらわれず、これまでに見た事のない器を作る事で知られています。
 
東京芸術大学工芸科を卒業後、パリ、フランス国立工芸学校の研究生としても陶芸を学んでいます。
人類学者である夫・川田順造の調査地である西アフリカで3年間暮らした事が小川待子の陶芸に大きな変化をもたらし、「叩き伸ばし」の技法を使用した作品を手掛けるようになります。
この技法は型に土を入れて叩いて伸ばすもので、ろくろでは生み出す事のできない半球や球体も簡単に作り出す事ができ、小川待子の作品の特徴となりました。
 
小川待子は従来の陶芸ではマイナスとされていた「ひび」「欠け」「割れ」「釉薬の縮」などをプラスの要素とした作品を作り出す事に成功しており、一度作り上げた作品を半乾きの状態で壊してから焼成する方法で作品の制作にあたっています。
また、その作品には得意とするガラス釉を巧みに使用し、まるでそこに水が溜まっているかのような錯覚を起こす神秘的な作品を手掛けており、陶芸の新しいジャンルを築き上げました。
 
小川待子の作品を「陶芸ではない」と否定する人々もおり、一時は工房に引きこもり、黙々と作品を作り続ける日々を送っていましたが、現在では精力的に個展を開催し、花入、茶碗、茶器などの茶陶も手掛けています。

小川待子年表


1946年 北海道で生まれる
1969年 東京藝術大学美術学部工芸科を卒業する
1969年 パリ、フランス国立工芸学校の研究生として陶芸を学ぶ
1972年 西アフリカ各地に滞在、現地の陶芸を研究する
1992年 タカシマヤ文化基金新鋭作家奨励賞を受賞する
2001年 日本陶磁協会賞を受賞する
2008年 第58回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞する

1946年 北海道で生まれる

1969年 東京藝術大学美術学部工芸科を卒業する

1969年 パリ、フランス国立工芸学校の研究生として陶芸を学ぶ

1972年 西アフリカ各地に滞在、現地の陶芸を研究する

1992年 タカシマヤ文化基金新鋭作家奨励賞を受賞する

2001年 日本陶磁協会賞を受賞する

2008年 第58回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞する


小川待子代表作

『90U』

『93-U-I』

『96-S-I~V』

『2002-WA-BLUE 六』

『2011-TO-9』

『掘り出された時』

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