【バーナード・リーチ】茶道具・煎茶道具の買取作家・取扱い一覧

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バーナード・リーチ

バーナード・リーチ
バーナード・リーチ(1887~1971)
イギリス人の陶芸家で、日本の陶芸界にも大きな影響を与えた人物として知られています。
 
植民地官僚だったイギリス人の父と母の間に香港で生まれたバーナード・リーチは、母親が出産時に命を落としてしまったため、日本にいた母方の祖父に引き取られました。
祖父は京都の中学校で英語教師をつとめており、幼い頃は日本で過ごしています。
父親の再婚にともなって香港に戻ったバーナード・リーチですが父親の転勤の関係でシンガポールへ移る事となり、バーナード・リーチだけがイギリス本土へ戻りました。
 
イギリスへ戻ったバーナード・リーチは芸術家を志し、ロンドンのスレード美術学校に入学します。
しかし、父親が亡くなったため銀行員として働きながらロンドン美術学校でエッチングの技法を学びました。
この時にロンドンへ留学中だった高村光太郎と知り合い、日本へ強い憧れを抱くようになり、来日し、東京上野に住み、柳宗悦をはじめ白樺派の青年達と知り合い彼らの本拠地でエッチングの指導を行います。
その間にイギリスで起こったウィリアム・モリスらのアーツ・アンド・クラフツ運動など西洋芸術についての議論を通して手仕事の復権や日用品と美の問題などを語り合う日々を送ってる中、富本憲吉と知り合います。
富本憲吉とともに上野の博覧会会場で楽焼の絵付けを始めたことをきっかけに茶道や茶道具に興味を持ち、6代・尾形乾山に陶芸を学びました。
こうして中国から戻った柳宗悦の家に窯を開き陶芸家としての一歩を踏み出しました。
 
その後、バーナード・リーチのもとを訪れた濱田庄司と友人となるとイギリスのセント・アイヴスに移り濱田庄司とともに日本の伝統的な登り窯を築き、西洋と東洋の美や哲学を融合させた陶磁器制作に励み、朝鮮、日本、中国の日用陶器に注目し、スリップウェアや塩釉といったイギリスやドイツの忘れられつつあった伝統的な日用陶器にも着目してその技法を自分のものとしました。
しかし、イギリスでの陶芸全般の評価は決して良いものではなく、それに失望したバーナード・リーチは日本で日本民藝館設立を目指していた柳宗悦に協力し、絵画的な絵柄や彫刻的な装飾ではなく、用の美を追求し続けました。
その後も何度も来日しては各作家の窯で制作を行い、多くの展覧会に共同出品をするなど、日本の民芸陶器に大きな影響を与え、日本でも知られる外国人陶芸家としてその名が広く知られました。

バーナード・リーチ年表


1887年 香港で生まれる
1895年 父の転勤でシンガポールへ移る
1897年 イギリス本土に移る
1903年 ロンドンスレード美術学校に入学する
1904年 父親が亡くなり、銀行員となる
1907年 ロンドン美術学校でエッチングの技法を学ぶ
1909年 日本に再来する
1912年 6代・尾形乾山に陶芸を学ぶ
1917年 我孫子の柳の家に窯を開いて陶芸家としての一歩を踏み出す
1920年 イギリスのセント・アイヴスに移り日本の伝統的な登り窯を開く
1922年 リーチ・ポタリーという名の窯を開く
1934年 再び来日し日本民藝館設立に協力する
1940年 『A Potter`s Book』を出版する
1963年 大英帝国勲章を受章する
1974年 国際交流基金賞を受賞する
1977年 ヴィクトリア&アルバート美術館で大規模回顧展を開く
1979年 逝去

1887年 香港で生まれる

1895年 父の転勤でシンガポールへ移る

1897年 イギリス本土に移る

1903年 ロンドンスレード美術学校に入学する

1904年 父親が亡くなり、銀行員となる

1907年 ロンドン美術学校でエッチングの技法を学ぶ

1909年 日本に再来する

1912年 6代・尾形乾山に陶芸を学ぶ

1917年 我孫子の柳の家に窯を開いて陶芸家としての一歩を踏み出す

1920年 イギリスのセント・アイヴスに移り日本の伝統的な登り窯を開く

1922年 リーチ・ポタリーという名の窯を開く

1934年 再び来日し日本民藝館設立に協力する

1940年 『A Potter`s Book』を出版する

1963年 大英帝国勲章を受章する

1974年 国際交流基金賞を受賞する

1977年 ヴィクトリア&アルバート美術館で大規模回顧展を開く

1979年 逝去


バーナード・リーチ代表作


『染付塔文香合』
『緑釉櫛描水注』
『楽焼走兎図大皿』
『緑釉飛鉋水指 ONDA』
『灰釉鉄絵手付醤油注瓶』
『白地彫絵飛鳥文扁壺』
『白磁鎬手草文鉢』
『鉄釉蠟抜巡礼者文皿』

『染付塔文香合』

『緑釉櫛描水注』

『楽焼走兎図大皿』

『緑釉飛鉋水指 ONDA』

『灰釉鉄絵手付醤油注瓶』

『白地彫絵飛鳥文扁壺』

『白磁鎬手草文鉢』

『鉄釉蠟抜巡礼者文皿』


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