葉山有樹は佐賀県の西松浦郡有田町出身の現代陶芸作家の1人です。
現在でも国内外で多くの個展を開催しており独自の技法は高く評価されています。
両親も焼物関係の仕事で生計を立てていたそうですが、父親は長崎で被爆したため体が弱かったようです。
そのため家族揃って疎開先の長崎県佐世保市から有田町に移り住むことになりました。
葉山有樹はもともと陶芸家を目指いていた訳ではなく、中学卒業後は働き口が無く雇ってくれるのが地元の窯元しか無かったのがきっかけとなり地元の伊万里焼窯元に入社し、10年間、絵師、ろくろ師など多くの職人達に囲まれ修行を重ねました。
その当時は働きながら有田工業高校デザイン科の夜間に通っており寝る間も惜しんで学んでいました。
そのため、体力面、苦難に負けない根性がこの時に培われたと本人が語っています。
こうして更なるレベルアップを求め23歳の頃に独立します。
独立後は伝統のある窯元がひしめき合っている中での対抗手段として「人の3倍の仕事量で同じ価格なら生きていける」と考えたそうで世界4大文明の文様や歴史、デザイン、そして古代の人々の願いや祈りの原点を見つめ、物語を感じさせるような独自の作風を築き他の陶芸作家との差別化に成功します。
それは「細密画」と呼ばれる技法を完成させた事でした。
この「細密画」の作品は並の絵師では考えられないほど細かい絵付けです。
青海波・亀甲文・七宝文・卍文・動物文・植物文などの幾何学文様を抽象化することで文様として完成し、オリエント文明を感じられそうな作風に仕上がります。
葉山有樹はこれからも人間の表裏を同時に表現することの研究に励み、過去から学んだことを自分なりに創造し、未来に繋げたいとしています。
1961年 佐賀県で生まれる
1975年 当地の窯元に入社する
1985年 佐賀県山内町にて「葉山有樹窯」を開窯。する
1990年 福岡全日空ホテルで初の個展開催する
1991年 東京アメリカンクラブにて「細密画の世界 葉山有樹展」開催する
ウラク(有楽町マリオン)メインギャラリー出展する
1998年 O・A・Gドイツ文化館にて展覧会を開催する
2004年 福岡国際フォーラムにて「文様の変遷」を講演する
2005年 新日本教育図書より「詩想の旋律 葉山有樹作品集」出版する
2007年 スパイラルにて「A Pattern odyssey YUKI HAYAMA展」を開催する
フィンランド・ヘルシンキのデザインミュージアムへの巡回展を開催する
フィンランド、イッタラ社・アラビア窯―アートデパートメント滞在し、制作を行う
2008年 「魚になった少女」という絵本を出版する
「神話の波紋―玻璃と剣―」という小説を出版する
ラリック・葉山有樹合同展覧会を開催する
2009年 ドイツ光学機器エッシェンバッハ社プロダクトに参加する
2012年 金沢21世紀美術館「工芸未来派展」に出展する
1961年 佐賀県で生まれる
1975年 当地の窯元に入社する
1985年 佐賀県山内町にて「葉山有樹窯」を開窯。する
1990年 福岡全日空ホテルで初の個展開催する
1991年 東京アメリカンクラブにて「細密画の世界 葉山有樹展」開催する
00000年ウラク(有楽町マリオン)メインギャラリー出展する
1998年 O・A・Gドイツ文化館にて展覧会を開催する
2004年 福岡国際フォーラムにて「文様の変遷」を講演する
2005年 新日本教育図書より「詩想の旋律 葉山有樹作品集」出版する
2007年 スパイラルにて「A Pattern odyssey YUKI HAYAMA展」を開催する
00000年フィンランド・ヘルシンキのデザインミュージアムへの巡回展を開催する
00000年フィンランド、イッタラ社・アラビア窯―アートデパートメント滞在し、制作を行う
2008年 「魚になった少女」という絵本を出版する
00000年「神話の波紋―玻璃と剣―」という小説を出版する
00000年ラリック・葉山有樹合同展覧会を開催する
2009年 ドイツ光学機器エッシェンバッハ社プロダクトに参加する
2012年 金沢21世紀美術館「工芸未来派展」に出展する