愛媛県出身の昭和~平成時代に活躍した日本の陶芸家です。
緻密な彫刻を施した白磁作品で知られている作家で、陶磁器でよく見られる花器や壷の他にも観音像や仏像などを手掛けています。
特に像を制作する時は少ないもので30の部位、多くなれば60もの部位から成り立っているそうで、そこには確かな職人技を見る事ができます。
また、青白磁と呼ばれる作品は端正な美しさの中に温かさを感じると高く評価されています。
愛媛県伊予郡砥部町は古くから焼物の街として知られ、そういった環境下で生まれた樋渡陶六は必然的に陶芸家になる道を進んでいく事になります。
砥部工業学校に進学し、有田工業学校の校長をつとめていた寺内信一と出会った事は樋渡陶六にとって大きなもので、後に「六は縁起のいい数字」という意味も込めて「陶六」という名を寺内信一から授かりました。
その後、佐賀伊万里の13代・酒井田柿右衛門工房で白磁、色絵付、陶彫の技法を研究した樋渡陶六は独立して陶六窯を築きました。
その後は日本伝統工芸展など多数の公募展に出品し、受賞を重ねていくと日本工芸会正会員となりその中心作家として活躍を見せました。
こうして樋渡陶六は数多い有田焼作家の中でも細工物にかけて他の追随を許さない存在として知られ、人の手でやっているとは思えないほど緻密な作品は見る者を圧倒する魅力を携えています。
1913年 愛媛県で生まれる
1966年 第63回有田陶磁器品評会展で佐賀県知事賞を受賞する
1968年 一水会陶芸部展で受賞する
1969年 一水会陶芸部会会員に認定される
1971年 日本工芸会西部支部で入賞する
第17回日本工芸会伝統工芸展で初入選となり、作品が外務省買い上げとなる
1972年 日本工芸会正会員に認定される
10月、日本三大稲荷鹿島祐徳稲荷楼門等身大随神像を制作する
1973年 第74回九州山口陶磁展で佐賀県知事賞を受賞する
佐賀県美術協会会員、佐賀県陶芸協会会員に認定される
1974年 日本伝統工芸展でNHK会長賞を受賞する
1976年 佐賀県芸術文化賞を受賞する
1979年 日本工芸会西部支部工芸会幹事となる
1983年 陶磁器彫刻技法山内町重要無形文化財に指定される
1993年 陶磁器彫刻技法文化振興発展で佐賀県知事表彰を受ける
1996年 文化庁地域文化功労者文部大臣表彰を受ける
1998年 国際展ハワイホノルル知事賞を受賞する
2009年 逝去
1913年 愛媛県で生まれる
1966年 第63回有田陶磁器品評会展で佐賀県知事賞を受賞する
1968年 一水会陶芸部展で受賞する
1969年 一水会陶芸部会会員に認定される
1971年 日本工芸会西部支部で入賞する
00000年第17回日本工芸会伝統工芸展で初入選となり、作品が外務省買い上げとなる
1972年 日本工芸会正会員に認定される
00000年日本三大稲荷鹿島祐徳稲荷楼門等身大随神像を制作する
1973年 第74回九州山口陶磁展で佐賀県知事賞を受賞する
00000年佐賀県美術協会会員、佐賀県陶芸協会会員に認定される
1974年 日本伝統工芸展でNHK会長賞を受賞する
1976年 佐賀県芸術文化賞を受賞する
1979年 日本工芸会西部支部工芸会幹事となる
1983年 陶磁器彫刻技法山内町重要無形文化財に指定される
1993年 陶磁器彫刻技法文化振興発展で佐賀県知事表彰を受ける
1996年 文化庁地域文化功労者文部大臣表彰を受ける
1998年 国際展ハワイホノルル知事賞を受賞する
2009年 逝去