【金城次郎】茶道具・煎茶道具の買取作家・取扱い一覧

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金城次郎

金城次郎
金城次郎(1912~2004)
沖縄県出身の昭和~平成時代に活躍した日本の陶芸家です。
沖縄の伝統的な焼物である壺屋焼を芸術の域にまで高めた事で知られており、魚や海老をモチーフにした絵付けが有名です。
作品は飛鉤、三島手、刷毛目、指描き、赤絵、三彩などの多彩な技法を織り交ぜ、素朴で重厚な壺屋焼を生み出し、全国的に壺屋焼を広める事に成功しており、重要無形文化財「琉球陶器」の保持者となっています。
また、沖縄の壺屋焼に興味を持った濱田庄司が金城次郎のもとを訪れており、金城次郎の力量を見出した事はとても有名な話です。
 
沖縄県の中心地である那覇市で生まれた金城次郎は壺屋の名工・新垣栄徳の製陶所に陶工見習として入所し、作陶の基礎を学びました。
この時13歳だった金城次郎はスポンジが水を吸い込むように作陶の技術を学んでいきました。
戦時中は召集された事もありましたが、戦後は壺屋の窯業復興に尽力し、窯を築いて独立を果たします。
こうして、陶芸家として様々な作品展に出展を続け、名を上げていきました。
 
沖縄県の北部にある読谷村から招かれると読谷村に移り住む事になり、読谷壺屋焼・金城次郎窯を構えました。
一時、病のため作陶を続ける事が困難となった事もありましたが、見事復活し、日本を代表する陶芸家として世界中でもその名が知られています。
85歳で引退をした金城次郎ですが、残された工房は息子・金城敏男が跡を継ぎました。

金城次郎年表


1912年 沖縄県で生まれる
1919年 真和志尋常高等小学校に入学する
1924年 名工・新垣栄徳の製陶所に入所する
1938年 旭窯業で陶工として約3年間従事する
1946年 壺屋に築窯して独立する
1955年 第29回国展初入選する(以後入選を重ねる)
1956年 国展新人賞を受賞する
1958年 ルーマニア国立民芸博物館に『抱瓶』と『魚文大皿』が永久保存される
1963年 沖展創立十五周年に感謝状が授与される
1967年 第1回沖縄タイムス芸術選賞大賞を受賞する
1969年 第43回国展会友優作賞を受賞、日本民芸館賞を受賞する
1971年 第1回日本陶芸展入選する
1972年 沖縄県読谷村に移窯する
沖縄県無形文化財(技能保持者)に認定される
1973年 国画会会員となる
1977年 現代の名工労働大臣賞を受ける
1981年 勲六等瑞宝章を受賞する
1985年 重要無形文化財「琉球陶器」保持者に認定される
沖縄県功労者表彰を受ける
1993年 勲四等瑞宝章を受賞する
2004年 逝去

1912年 沖縄県で生まれる

1919年 真和志尋常高等小学校に入学する

1924年 名工・新垣栄徳の製陶所に入所する

1938年 旭窯業で陶工として約3年間従事する

1946年 壺屋に築窯して独立する

1955年 第29回国展初入選する(以後入選を重ねる)

1956年 国展新人賞を受賞する

1958年 ルーマニア国立民芸博物館に『抱瓶』と『魚文大皿』が永久保存される

1963年 沖展創立十五周年に感謝状が授与される

1967年 第1回沖縄タイムス芸術選賞大賞を受賞する

1969年 第43回国展会友優作賞を受賞、日本民芸館賞を受賞する

1971年 第1回日本陶芸展入選する

1972年 沖縄県読谷村に移窯する

00000年沖縄県無形文化財(技能保持者)に認定される

1973年 国画会会員となる

1977年 現代の名工労働大臣賞を受ける

1981年 勲六等瑞宝章を受賞する

1985年 重要無形文化財「琉球陶器」保持者に認定される

00000年沖縄県功労者表彰を受ける

1993年 勲四等瑞宝章を受賞する

2004年 逝去


金城次郎代表作

魚海老文抱瓶
魚海老文抱瓶

『呉須絵大壺』

『抱瓶』

『魚文大皿』

『長型花瓶』

『三彩盒子』

『白掛魚文線大皿』

壷屋焼茶碗
指描皿
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