【那波鳳翔】茶道具・煎茶道具の買取作家・取扱い一覧

日本の陶芸家。

本名、政良。

谷川徹三、浜本宗俊に師事。

吟詠家（吟号：宝翔）としてクラウンレコードに所属していたが、吟という時間芸術の文人趣味を、陶という空間芸術にも広げようと焼物の道に入る。

1970年頃から自宅を窯場として作陶開始。

地元相生の土を愛し、土味の濃厚な作風で知られ、伊羅保、斗々屋などの茶陶と古窯味の焼締を中心に活動。

相生古窯址郡が発見されたのを機に、古窯の研究を積んで相生焼を再興。

最近は播州平安古陶の再現にも取り組む。

1980年　第27回日本伝統工芸展に初入選するも、公募展にはほとんど出品せず、全国各地で開催する個展で精力的に作品を発表している。

1999年、相生港の埋め立てを惜しみ、海底から採掘した土で陶器を制作。

二度と見ることのできない港の景色を、鉄の含有率が高く、砂鉄の焼けで生じる独特の黒点を特徴とする作品に託した。

カンツォーネの歌手であるほか、多数の著作を持つ。

『大壺』

『伊羅保写茶碗』