日本の陶芸家。
14代沈壽官の長男として鹿児島県に生まれる。
薩摩焼の代表的一族の後継者として、幼少期より焼物に触れて育つ。
1983年早稲田大学教育学部卒業後、京都市立工業試験場で学び、イタリア国立美術陶芸学校に入学して西洋の作陶技術も習得する。
在学中にベルナルド・コンペティション(フランス)入選し、卒業年にチルコロ・フィオーレ(イタリア)入選。
1999年、15代沈壽官を襲名。
沈家に伝わる薩摩焼の伝統を引き継ぎながら、余白の取り方や造形に工夫を重ねている。
白薩摩による典雅な金襴手や、精緻を極める透かし彫り、蝶や小動物などの浮き彫りなど、一子相伝による高度な作陶技術で美を追求。
微細な貫入を特徴とする。
韓国の明知大学客員教授に就任し、日韓の交流にも積極的に取り組んでいる。
鹿児島県ユニセフ協会副会長。
1959年 14代沈壽官の長男として鹿児島県に生まれる。
1983年 早稲田大学教育学部卒業。
1984年 京都市立工業試験場修了。
1985年 京都府立陶工高等技術専門校修了。
1986年 イタリア国立美術陶芸学校ファエンツァ校専攻科入学。
1987年 ベルナルド・コンペティション(フランス)入選。
1988年 イタリア国立美術陶芸学校卒業。チルコロ・フィオーレ(イタリア)入選。
1990年 大韓民国京幾道金一萬土器工場にてキムチ壷制作修業。
1999年 15代沈壽官を襲名。
2000年 明知大学(韓国)客員教授に就任。「十五代沈壽官襲名展」を開催。
2003年 韓国ソウル錦湖美術館「現代韓日陶芸展」参加、錦湖美術館に作品買上。
2010年 10月パリ・エトワールにて「歴代沈壽官展」開催。
2012年 麗水万博日本館サポーターに任命。
2012年 鹿児島県ユニセフ協会副会長に就任。
『薩摩六角伏香爐』
『薩摩獅子乗大香爐』
『薩摩籠目総透鶴六態図香爐』
『薩摩籠目総透筒型香爐』
『薩摩赤七宝地四君子茶盌』
『薩摩蝉乗香爐』