ケストナー Kestnerを買取ります
ケストナーはドイツの人形メーカーで、アンティークドールの一つであるビスクドールのメーカーとして知られており、ドイツで一番古いメーカーでもあります。
ビスクドールは19世紀はじめにフランスで生まれた素焼きの頭部を持つ人形の事で「2度焼き」を意味する「ビスキュイ」が語源となっています。
当時の貴族たちの間ではファッションドールとして自分と同じ洋服を着せて抱いて歩いたり、オートクチュールの店の小さなマネキンとしてヨーロッパ中の宮廷や貴族の注文を取るために使用されていたようです。
そのため、フランスではジュモー、ブリュ、ゴーチェ、エデンベベ、ドイツではケストナー、シモン&ハルビック、ハンドヴェルグ、アーモンド・マルセルなどの工房が有名でした。
その有名な工房の一つであるケストナーは創始者のJ.D.ケストナーによって1805年に創業されたと言われています。
ケストナーのビスクドールの頭部は取り外しのできるコルクのペイトではなく、漆喰のようなもので頭が塞がれているものもあり、この頭部を持つケストナーの人形は正真正銘のケストナーである事が証明できます。
ケストナーのビスクドールには様々な種類があり、型番(ナンバー)が振られています。
その中にはやや質の劣るビスクドールも存在しますが、30、130のナンバーを持つケストナーのビスクドールは滑らかで顔の描き方も丁寧で特に高い人気を誇っています。
また、眉の描き方にケストナーの特徴が出ており、太目で下がり眉なのが最大の特徴です。