古書・古本の買取では状態も重要な買取ポイントとなっています。
古書・古本は、湿気・虫・日光・塵・ホコリが大敵で、ジメジメした場所に長時間置いておくと本のページがよれてしまったりするので、保管する際は乾燥剤を入れるか風通しの良い場所に仕舞いましょう。
また、風通しの良い所でも本に直接日があたる場所では、日焼けして色が変わってしまいますので、そういった所も避け、虫が好むようなホコリや塵を除去する事で虫食いも防ぐ事が可能です。
骨董的価値のある本になると、古いお品物が多く長年蔵や本棚に仕舞いっぱなしとなり、そのまま放置されていると高価買取出来るお品物の状態が悪くなってお買取り出来ないという事も出てきてしまいます。
今売らないと思っている本でも、将来売る時に高価買取が出来るように日々のお手入れをオススメ致します。
いわの美術では、ご自宅や蔵に眠っている古書・古本の買取を行っております。
どんな本が売れるのかわからない場合は、一度いわの美術にご相談頂ければ実績豊富な査定員がお答え致します。
また、メールやLINEでの査定も行っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
美術品や茶道具、絵画、お酒など多くのジャンルの品物にご対応。
全国どこでも出張費用、査定費用は全て無料。
常に最良の売却先を模索し直接販売しているため高価買取が可能。
陶磁器、漆器、金属工芸、軍物、武具刀剣などや各種習い事お道具、なんでも拝見いたします。
日本作家や中国作家、骨董から現代作品まで扁額、浮世絵、版画、春画など様々ご対応しております。
アンティーク着物や伝統工芸、人間国宝などからシミのある着物や反物、小物まで様々取扱い可能です。
買取作家・取扱いの一例です。その他の作家も豊富にお取扱いしておりますので「一覧をみる」ボタンより詳しい買取作家・取扱いをご覧ください。
古書・古本の買取と言えば「大手チェーンの中古本買取店にとりあえず頼めばいいかな」という方も多いかもしれません。チェーン店は知名度もありますし、手軽に買取を依頼できるのがメリットです。
ただ昭和前半ぐらいより前の古書・古本となると、一度専門家へ相談されたほうがよいでしょう。例えばご祖父様が所有されていた古書や古本を受け継いだ場合は、歴史的価値の高い古書・古本が含まれているかもしれません。
ただどんな本の価値が高いのか、ご自身で判断するのはなかなか難しいでしょう。そこで古書や古本の買取依頼をする前に、どんな作品に価値があるかをおおよそ知っておくと参考になります。
また古書・古本の買取をしているところは多く、どこに依頼すればいいか迷う方もいらっしゃるようです。そこで最近の古書・古本の買取事情についてもお伝えします。
そもそも何が古書・古本として扱われるのかという点は、意外とご存知ない方が多いようです。
「古書」とは、既に絶版していて新刊が入手できない本のことで、明治以前の古書となると現存数が少ないため驚くような高額で買取されることもあります。
一方「古本」は、新品ではなく中古の本全般を指しますが、現代の本も含まれるため古書と比べると新しいものが中心です。ただ古本の中にも希少性が高かったりコレクター人気が高かったりという理由で、高価で買取されるものもあります。
古書の中で特に人気があるものと言えば、江戸時代の和本です。和本とは日本の伝統的な手法である「和綴じ」で製本された本のことを言いますが、現代と比べて流通数が少なく、希少価値が高い作品が多いのが特徴です。
例えば杉田玄白による「解体新書」や葛飾北斎の浮世絵集「つまかさね」、滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」などは、高価で買取されることが多い和本です。
実はこうした江戸時代の古書だけではなく、昭和以降に出版された古書や古本の中にも、高価で買取されているものもあります。
例えば専門書の古本は、研究者などその分野に関わる方にとって価値が高いという可能性も高いでしょう。美術関係で言うと、例えば民藝運動で知られる柳宗悦らが発行した「工藝」という機関誌があります。「工藝」は発行部数が少なかったこともあり、現在も高価買取されている本です。他にも美術関連の書籍を多く発行している二玄社の古本も、現在人気が高くなっています。
また戦前や戦後の古本も、現存数が少ないこともあり高価買取につながりやすいでしょう。意外なところでは、自動車やバイクのカタログも世界中にコレクターがいるため人気は上昇中です。
漫画もコレクター人気の高いジャンルのひとつです。手塚治虫や水木しげるといった著名な作家が無名だった頃の古書や古本は、現存数が少なく10万円以上で買取される場合もあります。
古い時代の本はもちろんですが、昭和以降に出版された古書・古本も高価買取される可能性があるというわけです。こうした本をまとめて買取依頼するとなると、買取先によって大きな違いが出るのではないでしょうか。
一般的な大手チェーンの中古本買取店となると、基本的に希少価値などは考慮されませんので、注意が必要です(古い本になると、かえって買取対象外ということもあるようです)。
そこで専門家に一度査定してもらうことをおすすめします。古書・古本の専門店は数多くありますが、最近は美術店に古書や古本も査定・買取依頼をする方も増えてきました。
美術店なら古書や古本とあわせて、骨董品や美術品などもまとめて対応できるというのが大きな理由です。遺品整理などで「倉庫や蔵の中にあるものをまとめて処分したい」という方からのご相談もよくあります。もちろん美術店でも古書や古本の査定はプロが対応しますので、正しい価値を判断することが可能です。
古書や古本は紙でできているため、日光や湿気などで傷みやすい特性があります。ですから古い本になればなるほど、取り扱いには注意が必要です。置き場所や持ち方を間違えてしまうだけでも、ダメージを受けてしまう恐れがあります。
古書や古本の買取と言えば、持込みもしくは宅配で査定や買取を頼む方法が一般的です。ただ取り扱いに細心の注意が必要ということもありますし、大きさも重さもある本を持ち運んだり梱包したりするのは意外と大変です。特に古い時代のものは、あまり手を触れずに専門家に自宅へ来てもらった方が安心ではないかと思います。
さまざまな品目を取り扱っている美術店では、無料で出張査定・買取ができる体制を整えているところが主流です。出張の場合は専門家がご自宅やご実家に伺い、保管してある古書や古本を査定しますが、専門家ですから買取だけではなくさまざまなご相談に乗ることも可能です。
こうした対応のできる美術店に依頼すれば、古書や古本をご自身で取り扱う必要がありません。実は美術店の方が、手間も少なく安心に買取を依頼できると言えるのではないでしょうか。
ご紹介したように本とはいえ古いものや希少価値が高いものは骨董品に近い価値があり、特に「子どもの頃から本が好きで集めていた」「親が大切にしていた本を受け継いだ」という場合は、価値が高い古書・古本が含まれている可能性があります。
ですから思い入れのある大切な古書・古本は、専門家に一度価値を見てもらった方が納得のいく買取につながるのではないでしょうか。