瀧口政満は旧満州で生まれ、山梨県で育ち、3歳の時に聴力を失います。
アイヌの木彫りに魅せられ26歳で北海道に移住し、アイヌ文化への敬意と自然への感謝を持って彫刻に打ち込みました。
「木がイメージを伝えてくれるのです」と語ったように、木と対話しコブや歪みを生かした温かみのある作品を生み出します。
今回お買取りの木彫り作品『エゾフクロウ』も、表情豊かで羽毛の膨らみまで感じられ、生命感に溢れた作品です。
瀧口政満は寡黙な職人であり、同じ木彫りの道に進んだ長男である瀧口健吾にさえ技を伝授することはなく、2017年に急逝しました。
いわの美術では瀧口政満のエゾフクロウなどの木彫り作品をお買取りしております。