今回買取りさせていただいたお品物はイルステッドのパイプです。
イルステッドはポールイルステッドが監修した作品で、イルステッドは1946年にコペンハーゲンに生まれ、製図工として5年間ITTという大手企業に勤め、1965年に趣味でパイプ作りを始めました。
ある時、機械技術者だったノーディングと知り合い、パイプ作りについて指導を受け1967年にノーディングの工場に就職しました。 そこでパイプの基本や技術を学び、自らもパイプのデザインを手がけた作品も多数あり、1976年には独立できるまでになりました。
彼の作品の特徴はメリハリの利いた鋭さが特徴で、技術に関してはかなりのレベルが高いです。
パイプにつきましては様々な種類やブランドが数多くありまして、主にアメリカやヨーロッパで多く使われている喫煙道具で、 刻んだタバコと香料を加えた物を詰めて吸う物になります。 のちに工場での大量生産によって現在の簡易的な紙巻タバコに切り替わりパイプでの喫煙はアメリカインディアンの儀式の時に使われるようになりその独自の文化がヨーロッパに渡りそこから発展して現在のパイプでの喫煙が生まれたと言われています。
パイプのルーツはアメリカのインディアン達の喫煙方法が似ている事からパイプのルーツはここから始まったと思われます。 この時代パイプは宗教道具として使われる事がほとんどで、喫煙道具としては使われる事はなく、あらゆる儀式の前に必ず準備段階としてパイプが使われていたそうです。
インディアン達はパイプの煙が天上の精霊と通信するためその煙が上に立ち昇っていく様子が宇宙と一体となると信じていたそうです。この時代に使われていたパイプは様々な石を使って作られており、一般的に使われていた石は「カトリナイト」という赤い石でこの石は先祖の血が固まったものと言われており神聖な物として扱われていたと言われています。
日本でパイプが広まったのは敗戦後に欧米文化が再解禁された頃からと言われ、そこから今のパイプ、タバコに繋がっていると思われます。
いわの美術では様々なブランドや種類のパイプを買取りさせていただきます。 パイプで有名なのは日本の方が作ったユカワパイプやピーターソン、メシャムなどで、 その他にもメーカーや作家がないものでもまとめての買取りや、 お品物の状態や作家にもよりますが1点での買取りも行なっており、出張買取りも行なっております パイプのメーカーなど作家などわからないけど処分したいとお困りでしたら一度メールにて 写真を添付の上いわの美術へお問い合わせください。