骨董品や古美術品の買取では、有名ブランドの洋食器や古い洋食器も取り扱っていることが多いものです。
しかし、洋食器と一口に言ってもその種類はさまざまであり、呼び名や用法もそれぞれ異なります。似たような形でも名称が異なるものがたくさんあるため、正式名称や用途を知らない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、洋食器の種類や用途をご紹介します。
サイズは直径約23cm~27cmで、メインディッシュの肉料理や魚料理、付け合わせの野菜などを載せて使用します。朝食やランチの際に、パンやライス、サラダを一緒に盛ってモーニングプレートやランチプレートとしても使用することができます。
テーブルセッティングの位置皿(サービスプレート)として使用されることもあり、パスタやスープの下皿としても使われる出番の多いプレートです。
サイズは直径約20cm~22cmで、名称通りデザートを載せる皿ですが、ケーキプレートと呼ばれることもあります。パンやサラダの取り皿として使用することも可能です。
サイズは直径約12cm~17cmで、最も小ぶりな皿です。主にパンやプチケーキ、フルーツなどに用います。また、取り皿としても使用できます。
サイズは直径約20cm~24cmで、ディナープレートの上に置いて使用します。深さがあるため、スープだけではなくカレーやパスタなどの料理にも使用可能です。
サイズは直径約30cm~40cmで、数人分の料理を盛り付ける際に使用する皿です。オーバル(楕円形)のもの以外に、円形のプラターもあります。
サイズはまちまちですが、主に直径約20cm前後のものが使用されます。名称通り、サラダを盛り付けるボウルです。
グラタンやラザニアをはじめとしたオーブン料理に使用できる、深さのある皿です。
主にスフレなどのオーブン料理に使用しますが、ヨーグルトやフルーツを入れるなど、デザートカップにも使用可能です。マスタードやケチャップなどのソース入れとしても使えます。
コーヒーが冷めにくくなるよう工夫されたカップとソーサーです。縁は厚くなっており、カップの幅より背が高く、飲み口は狭まった形をしています。
エスプレッソを飲むためのカップとソーサーです。デミタスの「デミ(Demi)」はフランス語で半分、そして「タス(tasse)」はカップを意味します。
紅茶を楽しむときに用いるカップとソーサーです。紅茶の香りを楽しむため、飲み口は広く作られています。また、コーヒーカップとは異なり浅い形状となっています。
コーヒーや紅茶を入れる容器です。コーヒーポットは保温のために縦長のものが多く、ティーポットは茶葉が開きやすいように横長に作られています。
砂糖を入れるフタ付きの容器です。陶器や銀製、ガラス製のものなど、バリエーションに富んでいます。
コーヒーや紅茶に使用するミルク、クリームを入れる容器です。
洋食器の種類は、今回ご紹介したもの以外にも多数存在します。絵柄が美しいものも多いため、実際の用途以外に美術品としてコレクションする方も多いでしょう。
有名な洋食器ブランドにマイセンやロイヤルコペンハーゲンなどが挙げられますが、ブランド洋食器は食器の種類を問わず買取相談ができるため、使用していないブランド洋食器がご自宅に眠っている場合は、ぜひ「いわの美術」にご相談ください。