津山の武家屋敷の風景。今ではこのような歴史的な家屋は普段はあまり目にすることができなくなりました。大変貴重な景色ですね。
こちらの作品は、福島県出身の画家、廣長威彦が描いた木版画です。
只今、いわの美術では廣長威彦の木版画の買取に力をいれています。
廣長威彦は、全国各地に残っている日本の原風景を追い求めた画家です。彼の作品は、消えゆく民家や、歴史的建造物を記録として残すために描かれています。まるで彼の絵が、いかに日本の原風景が貴重なものかを訴えているようです。
左の写真の題材になっている、津山は“寅さん”でお馴染みの映画『男はつらいよ』の最終話のロケ地としても有名です。津山には古き良き日本家屋や武家屋敷などが今も残っています。廣長威彦の作品を見ていると、実際にその地へ足を運びたくなる、そんな気持ちになります。
1935年に福島県に生まれ、24歳の時に合掌造りの写生をしたことをきっかけに、バイクで一人旅をしながら、全国各地にある民家をスケッチしはじめました。79歳になっても各地をバイクで走り続け、スケッチだけでも1万点を超すそうです。民家やお屋敷などの、日本の生活文化を残すという使命感のようなものがあったのでしょうか。「民家を失う時、やすらぎの風景もなくする」ということを画集で語っています。また、地元の福島県の雑誌『文化福島』の表紙や解説を長く勤めていて、日本の生活文化を次の世代につなぐことにも力を入れていました。
様々な土地の民家を描いてきた中で、奈良県の『大宇陀の町並み』という作品があり、それはイギリスの大英博物館に所蔵されています。国際的に評価されている作家です。芸術面のみならず、建築面でも、廣長威彦の作品には大変な価値があると考えられています。
廣長威彦の木版画は、絵画としてだけではなく様々な面で評価されていて、国際的にも認められているため、中古市場でも人気があります。もし、お手元に廣長威彦の木版画をお持ちの方がいらっしゃいましたら、絵画の買取実績が多くある、いわの美術までご連絡ください。
廣長威彦は、福島の民家、秋田県の角館町の武家屋敷、などを数多く描いています。他にも京都、奈良、岡山など各地の民家を木版画で描いています。
全国各地の四季折々の日本の原風景、特にその中でも、秋と冬の風景を題材としたものが、査定評価が高いです。
もし、お手元に廣長威彦の木版画をお持ちでしたら、いわの美術にご連絡下さい。無料で査定させて頂きます。お問い合わせの際は、タイトルやエディションナンバー、サイズなどをお伝えください。
高価買取が期待できる、廣長威彦の木版画ですが、状態によっては、お買取りの値段が下がってしまうことがございます。例えば、額に傷や汚れなどがあると、買取価格にマイナスになりますので、今お手元にあってご売却はまだ考えていない場合でも、大切に保管されることをおすすめ致します。反対に箱などの付属品がありますと、買取にプラスとなりますので、ご売却の際は箱などの付属品と一緒にしておくと良いでしょう。