池田良二は1947年北海道根室出身の美術作家、版画家です。
彼の作品は、時間と記憶をテーマとし、無限の空間を再現するために、様々な陰影や手法を使う事で、見事に表現されています。また、写真を技法に取り入れる事で、作品に鋭さを与えるなど、銅版画で作られる彼の暗く神秘的な美しい世界観は、国際的に高く評価されています。
池田良二は、1975年より本格的に版画の制作を始めます。日本のみならず海外のコンクールに出品し頭角を顕すようになります。この頃から、写真を使った版画制作を行い、作品に深みと作者の世界観が広がっていきました。作者は、アント二ー・タピエスに感銘を受けており、初期の作品には、タピエスへのオマージュが見られます。
1980年台には、国内の評価も高まり、海外への留学を経験する等、池田良二にとって刺激の多い時代になりました。その後、海外の大学で、客員教授となり、カナダやアメリカで作品制作や発表をしていきます。
2000年代には、これまでの功績が評価され、タカシマヤ美術賞、山口源大賞を受賞、2009年には、紫綬褒章を受賞します。また、海外でも大英博物館、ロサンゼルス郡立美術館、エジプト現代美術館などに作品が収蔵されており、世界的に認められている作家でもあります。
「Charles Baudelaire」
「Stratum of locas 所在の地層」
「The vestiges wind 風の遺跡」 等
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