「娘日時計申の刻」喜多川歌麿 江戸 東京国立博物館:まさしく慶事といった様子でこれから嫁入りの準備をしている娘が身に着けている着物の帯が紗綾型の文様です。
「あやとり」鈴木春信 江戸 東京国立博物館:画中の床の間の壁紙に紗綾型文様が使われています。画面奥の衝立に書かれた馬は午年を示しているのでしょうか。仲の良さそうな女性二人が入っているこたつのような布から冬、新年のひと時を思わせる浮世絵ですね。
「二人の美女」喜多川月麿 江戸 東京国立博物館
いわの美術も買取をしている白べっこうのかんざしを沢山さした様子と豪奢な着こなしから、遊女と察すことができますね。紗綾型文様のおおきな帯をしている女性を市松帯の女性がたしなめる様子です。