いわの美術では、現代日本を代表する彫刻家といわれる舟越桂の作品買取を行っております。
東京藝術大学名誉教授を務め、戦後の日本の彫刻・芸術界をリードしてきた舟越保武の次男で、不思議な半身の塑像を創作する独自のスタイルを築く現代の彫刻家です。
その繊細な表情をした特徴的な舟越桂の塑像作品は、一度みたら忘れられないほどの不思議なインパクトを持っています。
舟越桂は、父舟越保武のキリスト教信仰に基づく作品にもみられるように、家族全員が厳格なカトリックで毎週教会に通うという家庭環境で、また父の舟越保武がロダンに傾倒した彫刻家であったことから、物心ついた頃から西洋美術の石膏像や写真を見て育ちました。
舟越桂自身によれば、父の影響は非常に大きく、「30代までは何事も父の眼鏡を通して見ているようなところがあった」そうですが、世界で認められていた父を否定しなければ自分の世界はつくりあげられないという考えに徐々に変わっていき、独自の人間の精神の深淵に迫るかのような今日の独自のスタイルである半身像という表現にたどり着きました。
舟越桂は1980年代はじめ頃より、一貫して楠に大理石の目をはめ込み、彩色した木彫の特徴的な半身像を制作し続けてきました。
近年は、新たな表現領域として半人半獣、雌雄同体のスフィンクスシリーズなどを手掛けており、人間のディープな精神面に迫る作品を生み出し続けていますが、その彫刻作品はどれも、遠くを見つめ、静謐で瞑想的な雰囲気をたたえており、みる者を観客を魅了しています。
舟越桂の作品は国立国際美術館など日本の多くの美術館に展示されている他、国際的な現代美術展へも数多く出展されています。
いわの美術では、舟越桂の作品買取を致しておりますが、市場で人気となっているのが、ドローイングの版画作品です。
ドローイングには、作家の思考や計画がストレートに描かれますが、舟越桂はドローイングについて「たとえ細い線であっても、あるべき位置に線が描かれていれば立体の形や奥行きまで感じられる」と語っており、そのドローイングは、彫刻制作のための図面にとどまらず、一つの完結した世界をつくっています。
ご売却をお考えの舟越桂の銅版画、リトグラフなどの版画作品がございましたら、いわの美術がお買取致しますので、是非ご連絡ください。
舟越桂の版画作品の買取査定のお問合せの際は、作品全体の写真、サイン、エディションナンバー部分の写真をお撮りいただき、オンライン買取査定フォームよりお送りくださいませ。
作品裏面の共シールや作品保証書などがご一緒ですと、買取査定にプラスとなります。舟越桂の作品買取は、宅配買取・出張買取・持込買取にて承っております。