いわの美術では、明治・大正・昭和期の洋画家 満谷国四郎(みつたにくにしろう)の作品買取を致しております。
満谷国四郎は、19世紀のフランスで活躍した芸術家ジャン=ポール・ローランスの指導を受け、中村不折、鹿子木孟郎とともに、“ローランスの日本の三羽鳥“と呼ばれました。
岡山県出身の満谷国四郎は、尋常中学校(現在の高等学校)在学中より画才を認められ、17歳にして既に画家を志して上京し、五姓田芳柳、小山正太郎らに学び、写実的な画風を身に付けました。
そして、24歳の時に明治美術会10周年記念展に出品した作品が、宮内庁買上げとなりますが、その後さらなる画業の研鑽のため、2度目の渡欧を果たします。この渡欧を境に、満谷国四郎の作品は褐色系を基調とした初期の写実的画風から、後期印象派の影響を受けた装飾的な画風へと一変することとなります。
晩年は、対象のさらなる平面化と、豊かな色彩による装飾性の強い画風を確立し、「緋毛氈」という作品は、日本的な平面美を追求した満谷国四郎晩年の代表作となっています。
ルノワールや、セザンヌ、ゴーギャンなどの強い影響を受けた晩年の満谷国四郎は、平明で装飾的な画風へと転換し、的確なフォルム、温か味のある色彩と、絶妙な構図で、円熟味を増していきましたが、さらに4度の中国旅行で、東洋画の落ち着きと、気品が加わり、独特の画境を示すようになりました。
いわの美術では、満谷国四郎の肉筆油彩画・水彩画・掛軸などの作品買取を行っており、作品により高価買取対応もしております。
満谷国四郎の作品買取査定では、東京美術倶楽部などの鑑定書や、作品の保証書がご一緒ですと、プラス評価となり、高価買取にも期待がもてます。
シミ、汚れ、色褪せ、色焼けなど作品の保存状態の良し悪しも買取査定額に影響し、綺麗な保存状態の作品である方が買取評価は高くなります。
いわの美術では、美術品・絵画の知識と買取経験豊富な専門のスタッフがおり、しっかりと作品の価値を見極めた適正なる買取査定・評価を行っております。まずはご相談からでも、お気軽にお問合せください。