武将の鎧【2015年買取・新着情報】

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武将の鎧

2015.11.9

武将の鎧


近年は、戦国時代の鎧を身にまとった武将や侍に想いを馳せる合戦のシュミレーションゲーム「戦国BASARA」などのブームや、NHKの大河ドラマや映画、はたまた「歴女」といった言葉も生まれるなど、戦国時代の武将や侍に密かな熱い視線が注がれています。

また、こうした日本国内での武将や侍への関心の高さは、同時に鎧などの武具に対する関心の高まりを示しているともいえます。


武将、侍が身にまとった鎧などの武具を、美術工芸品的に優れたものとして注目するのは、日本人だけでなく、むしろアメリカやイギリスなど海外にも多く、熱心な武将や侍の鎧などの武具コレクターが多く存在します。


日本の鎧などの甲冑は、各時代の戦闘方法に応じて、変化・進歩していきました。

本来は戦場で身を守るための鎧ですが、武将は、自らの死を潔くするために費用を惜しまず、また製作者も武将のために一品一品精魂込めてつくり、実用品としてだけでなく美術工芸品としても優れたものとして進化していき、研究する観点からも伝承されている品々は貴重な存在となっています。


様々な武将の鎧

ここでは、美術品としても価値の高い、個性豊かな武将の鎧の数々を少しご紹介します。

・鉄黒漆塗五枚胴具足…伊達政宗着用。重要文化財。仙台市博物館所蔵。

伊達正宗が大変好んだ形式の当世具足。草摺も含めすべて鉄でつくられているため大変重く、全体が黒漆塗とした中に金箔押しの月の前立がひときわ目立ちます。


・鹿角横立朱塗具足…真田幸村着用。真田幸村は、徳川家康が最も恐れた日本一の兵(つわもの)として知られる 安土桃山時代の武将。

真田幸村は口数の少ない温和な小男であったが、戦闘指揮官としての能力は卓越していたといわれます。緋威の鎧に鹿角の前立に白熊付の兜を着用し、河原毛の愛馬に、六連銭の紋を打った金覆輪の鞍を置き、紅の馬具・厚総をかけていたといわれます。


・金魚鱗小札二枚胴具足…織田信長にも使えたといわれる武将・竹中半兵衛重治着用の伝があり、全身を覆う鱗状の小札の異様さがみる者を圧倒する、奇抜さでは一、二を争う甲冑。東京国立博物館蔵。


・黒糸威胴丸具足…本多忠勝着用。重要文化財。本多忠勝は、戦国時代から江戸時代前期にかけての武将で、徳川四天王・徳川十六神将・徳川三傑に数えられました。生涯において参加した合戦は大小合わせて57回に及んだとされ、いずれの戦いにおいても、かすり傷一つ負わなかったと伝えられており、徳川家康の功臣として現在も顕彰されています。

黒糸威胴丸具足の胴は二枚胴で、小札は黒漆塗りの切付板札とし、兜は大鹿角の脇立をつけ、肩に大念珠をかけるなど個性豊かで、歴史的意義も深い当世具足です。


・南蛮胴具足…南蛮胴具足は、安土桃山時代の当世具足の一つで、西洋から輸入された甲冑(南蛮具足)の胴に、草摺、袖等を付ける等の改造を施したものです。前後2枚の鉄板から成り、胴の下端が尖り、前面中央部が鋭角的に盛り上がっており鉄砲の攻撃にも強い鎧です。

南蛮胴具足は関ケ原の戦いでも着用・下賜されており、珍しさから徳川家康などの武将にも愛用されたが、重量が重く高価な鎧として知られます。

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