吉祥文様について【2015年買取・新着情報】

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吉祥文様について

2015.11.28

吉祥文様について

吉祥とは「よいきざし、めでたいしるし」の意味で、それを表現した文様を総称して吉祥文様といいます。吉祥文様は、縁起が良いとされる動物や植物をモチーフとし、自然から学んだことに意味を持たせて、そこから幸運や力を得ようとするものです。


吉祥文様には様々な図柄があり、着物や慶事などの調度品などにあしらわれるなど、おめでたい時や華やかな印象を与えるのによく使われ、季節性もなく通年用いることができます。



吉祥文様のいろいろ

吉祥文様は、幸福への祈りと喜び、縁起をかつぐ伝統的文様で、中国から伝わったものと、日本で吉祥の意味を持つようになったものとがあります。ここでは代表的な吉祥文様をピックアップします。

【中国からもたらされた吉祥文様】

龍…古代中国で創りだされた想像上の動物であり、天に登り雨を降らすと信じられました。

龍の角は鹿、頭は駱駝(らくだ)、爪は鷹など、実在する動物の各部を組合せて構成されています。中国では古くから、龍を含む、鳳凰・麒麟・亀を四瑞といい、めでたい時に天の使いとして現れる生き物として崇拝されました。


中国では皇帝を象徴する文様に特化しましたが、日本へは飛鳥時代に伝わったとされ、吉祥文様として定着し、経箱などの宗教的な用具から、陶磁器、着物など日常を彩る生活用品まで幅広く用いられました。双龍、向龍、丸龍など、龍の形状が定形化したもの、雲や宝珠などとの組合せ文などがあります。


鳳凰…龍と同じく、古代中国における四瑞のひとつで、鶏のような冠に、五色の羽、長い尾を持ち、全体的に鶏と孔雀を組合せたような姿で表現されます。

徳の高い君子が帝位につくと現れると考えられ、慶事を象徴する鳥として愛好されてきました。


日本では、中国から伝来した鳳凰文をもとに、飛鳥時代から工芸品の文様に用いられるようになり、吉祥を意味する文様として、他の文様と合せてバリエーションを増やしていく形で発達しました。 日本の古い鳳凰文の例としては正倉院宝物のほか、法隆寺・玉虫厨子に描かれている仙人をのせて天を飛ぶ鳳凰などがあります。室町時代以降には、桐鳳凰、桜鳳凰など様々な組み合わせによる鳳凰文が展開されました。


亀…古代中国では北の方位を守護するという玄武という神を、亀に蛇が巻きついた図としてあらわしていました。また、天地を支えるものとして存在し、この亀のイメージは朝鮮半島にまで広まりました。


日本では、古くは弥生時代の銅鐸や、飛鳥時代の中宮寺・天寿国繍帳にみられます。亀は長寿の象徴とされ、長生きして尾に海藻がついた蓑亀は、平安時代から鶴と組合せたお祝い文様として用いられました。


宝相華(ほうそうげ)…宝相華は、ササン朝ペルシャ伝来の花文をもとに、中国唐代に、神仙世界や仏教の極楽浄土、空想の楽園に咲く花という概念が組み込まれ、新たな花の文様としてつくりだされました。

牡丹や蓮、石榴など、様々な花の美しい部分を組合せて構成されています。仏教伝来とともに日本へ入り、経箱や華籠など仏教用具の装飾文様として伝わり定着し、正倉院宝物に多くみられます。

「宝相華唐文」という、宝相華の周りに唐草など蔓状の植物を配して連続文様とすることも多く、着物の帯などにもよく用いられます。


鴛鴦…水辺に遊ぶ鴛鴦の意匠は古くから愛好されてきました。中国では、雄を鴛、雌を鴦といい、常にツガイでいる様子が夫婦和合を象徴するとして、婚礼の調度品などにもほどこされることが多い文様です。


唐草…日本においての唐文とは中国から伝来した蔓草文様としてとらえられていますが、文様そのものはエジプト、メソポタミア、ギリシャなどに起源をもちます。

中国では、西方から伝わった蔓草文様とは別に、殷・周の時代からの龍をあたかも蔓草のように連続させる文様も存在し、日本でも、双方のパターンが入り混じるかたちで調度品などの装飾に取り入れられていきました。例としては、飛鳥時代の法隆寺・玉虫厨子の須弥座の柱に付けられた金具や奈良時代の薬師寺金堂の薬師如来像の光背や台座の四周などに唐草文がみられます。江戸時代後半に縁起のよい柄として人気があったものに、唐草文様の風呂敷が知られています。 


【日本独自の吉祥文様】

橘…日本固有の吉祥文様のひとつで、果実をつけた橘の木そのものが文様化されたものです。

橘は「古事記」に不老不死の理想郷「常世国」に自生する植物と記されており、永遠の命をもたらす果実として珍重されました。

江戸時代には熨斗や鶴菱などの吉祥文様と組合せた小袖が数多くみられます。

古くは南北朝時代の橘蒔絵手箱(熊野速玉大社蔵)に橘文がみられます。


貝桶…貝桶は貝合わせの貝を入れる容器で、二枚貝は決して他の貝とは合わないところから、二夫にまみえぬ貞操の象徴として、江戸時代には婚礼調度品に用いられる文様の中心となりました。形は六角形か八角形の筒型で、表面には蒔絵が施される場合があります。現代では、雛道具にその名残を見ることができます。


熨斗…もともとアワビの肉を薄くはいで引き延ばして乾燥させた「のしあわび」のことで、紙にはさみ祝儀の進物に添えられました。延寿を象徴する吉祥文様で、束ねられた熨斗はリボンのようで、大胆で華やかな構図となります。


冊子…草子とも書き、和紙を綴じた本を文様に表したものです。江戸時代の出版文化の発展に伴い、庶民の身近なものになり、意匠として取り入れられるようになり、何冊かの丹精な形の和綴じ冊子が配された文様からは品格が感じられます。 平安時代の『栄花物語』には、冊子散らし文様の女房装束が記されています。


御所車…御所車は平安時代~鎌倉時代に、貴族たちが宮中の儀式に用いた牛車のことで、御所車文は、御所の風景の中に置かれたり、花園に配置したりします。

夢のある文様で、雅やかな風景や源氏絵の中に御所車を配置した図案が一般的で、江戸時代初期の小袖や能装束などに使われました。近年では、振袖や留袖など礼装用着物、袋帯などに使われています。


その他、四君子、檜扇、薬玉、宝尽くし、南天、桃、兎なども吉祥文様です。

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