日本の田舎の風景を油彩画で描いており、静かに佇む藁葺き屋根の民家と周りに生い茂る草花、青く澄んだ空に、奥に聳える青く美しい山々が特徴的で、主に長野県を中心とした作品が多く見受けられます。
細々とした丁寧な筆のタッチが、柔らかい印象を与え、まるで写真を見ているかのような感覚になります。
北川照生は1942年に岐阜県で生まれ、25歳で日本画を学び始めますが、29歳の時に油彩画へ転向します。その後、グループ展や個展、コンクール等にも参加し現在に至ります。
安曇野の山郷
草木が鮮やかに描かれた作品です。
春から夏頃に描かれ、季節感がある作風となっており、川の流れる様子からは涼しさが感じ取れます。
白馬三山・山麓
こちらは夏から秋に季節が変わる様を描かれた作品であることが窺えます。
秋が近づき水蒸気が少なくなることで山々が近くに見え、草が枯れ始める様子等、上記の作品との違いがはっきりと分かる作品となっています。
白川郷雪景
こちらは冬景色が描かれた作品です。
雪が降り積もった光景には、冬の冷たい空気が伝わります。
この3点を見比べると、北川照生が描く季節感は、見る人に分かりやすく伝わるようになっています。
北川照生の作品には「T.Kitagawa」のサインがあります。
キャンバスに描かれているものは、作品の裏面に名前、タイトル、製作年等が書かれていることがあります。
油彩画の特徴としては、でこぼことした盛り上がった絵具が分かりやすいかと思います。
ただし、絵具で描いたかのような印刷工芸等があり、このようなお品物はお値段をつけることが難しく、買取をお断りしております。
また、絵具のヒビ、剥がれ等の作品の傷みはマイナス評価となってしまい、買取額が下がってしまいます。
そのため、油彩画の保管はできるだけ額縁に入れておくか、共箱と呼ばれる作品を収納する箱があればしっかりと仕舞っておく事で買取額アップに繋がります。
また、いわの美術では北川照生の作品かどうか不明なお品物でも無料で査定・見積を行っており、北川照生の作品でなかった場合、評価する事ができる作品であれば買取を行っております。
弊社の提示した買取額にご納得頂けない場合でも、お客様に費用を請求する事はございませんのでお気軽にご相談下さい。