男性が腕時計を選ぶのは、自分にこだわりをチョイスするようなもの…腕時計選びには、自分のライフスタイルやビジネスシーンに適した機能を正しく理解しておくのも、重要なポイントです。
現在は、スマートフォンの機能もかなり発達していますが、腕時計も、単に時間を知らせてくれる機能だけでなく、精密計測やスケジュール管理、世界各地の時間表示など様々な場面で役立つ機能がたくさん備わっています。
クロノは「時」、グラフは「記録」を意味する。ボタン操作が可能なストップウォッチ機能が付いた時計のこと。ボタンを押すと計測専用の針が動き出し、もう一度ボタンを押してストップさせるまでの時間を秒単位で正確に計測することができる。
腕時計としては1915年にブライトリングが世界初のモデルを実用化した。
デイト表示は日付のみの表示する機能、デイデイトとは曜日・日付表示機能のこと。また、月・曜日・日付表示機能のことをトリプルカレンダーという。表示方式もビッグサイズデイトや、日付などを針で表示するポインターデイトなどデザインも様々。
回転させて操作することができる目盛の付いたべゼルのこと。べゼルを回すだけで分単位の計測が可能。ダイバーズウォッチによくみられるが、ダイバーだけでなく時間を管理したいビジネスマンにも重宝する機能。
クロノグラフでは、続けて経過時間を計測するにはクロノグラフのストップ、リセット、リスタートの順に、プッシュボタンを3回続けて押す必要があるが、フライバックでは、専用ボタンを押せば瞬時にクロノ計測計がゼロに戻り、リスタートし、連続する複数の経過時間を計測することができる。何度も同じ操作を繰り返す必要のない、このフライバックという高性能機能は、パイロットから高く評価され、航空のみならず航海の分野、スキューバダイビングにも適している。
フライバックは、長い間メンズウォッチ専用の特徴的機能であったが、ブランパンで世界初、レディスウォッチにもこの機能を搭載した。
GMTとは、世界標準時(Greenwich Mean Time)の略称。1日を24分割して表示する、グリニッジ天文台の時刻を標準とすることに由来する。2つの時刻を同時に示すこの機能は、国際派ビジネスマンには最適。
自分が現在いる国の都市名を時計やインナーリングの24時間表記に合わせるように操作すれば、ダイヤル外周部などに時差別に刻まれたその他の世界主要都市すべての現在時刻を同時にしることができる機能。各国の為替や株式相場の確認など、ヨーロッパ各国を飛び回るビジネスマンなどワールドワイドに活躍する人に最適な機能。
文字盤上にある月齢表示で、月の満ち欠けを知ることができる。月の満ち欠けの周期が29.5日なので、29.5日で半回転する59日周期の歯車に月を表す円をふたつ対称に配置し、子窓から見える円の割合で月齢を表している。
天才時計師として有名なアブラアン・ルイ・ブレゲが19世紀初頭に発明した機構。時計部品が受ける重力の影響を平均化することで、「腕に付けた状態」「横向きに置いた状態」「ケースに文字盤を上向きに収納した状態」などどんな状態でも安定した制度を維持できる仕組みのこと。機械式腕時計としては最高峰の複雑機能なのでステイタスは抜群。
光エネルギーを電気エネルギーにかえる仕組みで、ダイヤル面に受けた光の一部が太陽電池ユニットで電気エネルギーに変換される。変換された電気エネルギーは二次電池に蓄えられ、時計を動かすエネルギーとして使用される。屋内の蛍光灯の光などでも確実に充電し、誤差も時計が自動修正してくれるなど、多忙を極めるビジネスマンにはうれしい機能。