ヘレンドと言えばハンガリーの高級陶磁器メーカーとして世界的にも有名で、日本でも多くの人々の心を掴んでいます。
もともとハンガリーの貴族たちが顧客であったヘレンドは帝室・王室御用達として皇帝フランツ・ヨーゼフの庇護を受けていました。
ヘレンドと言えばシノワズリ(東洋趣味)のデザインが有名ですが、これはヴィクトリア女王も気に入り、ウィンザー城のためにディナーセットをヘレンドに注文しており、このデザインはクイーン・ヴィクトリアと呼ばれ当時のヨーロッパの貴族たちは所有する事がステータスでした。
様々な人気パターンを持つヘレンドですが、その中でも根強い人気を持つのがロスチャイルドバードというパターンです。
ヘレンド=ロスチャイルドバードと言っても過言ではないほどで、こちらのお写真をご覧になると描かれている小鳥たちが微妙に違っています。
ヘレンドのロスチャイルドバードは12パターンあり、12パターン全てにネックレスが描かれています。
なぜネックレスが描かれているのかと言うと、とある園遊会でヴィクトリア女王がネックレスを失くし、そのネックレスが木の枝にあったという事件がありました。
そこに出席していたロスチャイルド家はこの事件で恥をかいてしまったヴィクトリア女王のためにロスチャイルド家が所有する小鳥のパターンにネックレスを加えたものをヘレンドに依頼し、ヴィクトリア女王に献上しました。
これにはロスチャイルド家の「ネックレス失くしたのは小鳥たちの仕業だったんです」という意味を込めたもので、これをきっかけにヘレンドの名声も高くなりました。
一説によるとネックレスを失くしたのはヴィクトリア女王ではなく、ロスチャイルド夫人であったとも言われていますが、どちらもロスチャイルド家が関わっている事は変わりありません。
現在でもロスチャイルド家で使用されているヘレンド ロスチャイルドバードのご売却をしませんか?
お問合せの際はどのようなヘレンド ロスチャイルドバードなのか形状、数量など分かる範囲でかまいませんので、詳しい情報をお伝え頂くと査定がスムーズに進みます。
いわの美術では年間に多くのヘレンドの買取を行っており、確かな実績を積み重ねてきました。
ヘレンドは絵付けパターン全てが職人による手描きというこだわりを持っており、バックスタンプはお写真のようなデザインとなっていますがこれは現在のもので、「Herend」の文字だけや色が青ではなく黒だったものは古いヘレンドに使われていました。
ヘレンドはバックスタンプを見ればパターンやシェイプ、制作された年代までもが分かり、いわの美術ではその辺りを踏まえた評価で買取額を提示しております。
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