日本刀の種類~刀姿による分類【2016年買取・新着情報】

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日本刀の種類~刀姿による分類

2016.2.17

日本刀の種類~刀姿による分類


武器としてのは歴史上、世界各国でつくられてきましたが、日本刀は、武器としての実用性だけでなく、姿の美しさ、地鉄の美しさ、刃文の美しさという“日本刀だけが持つ美”を兼ね備えた特異性を持っています。


独自の美しさを有する日本刀は「鉄の芸術品」ともいわれていることは周知のとおりで、日本刀は鑑賞の対象とされてきました。


日本刀は、長さと作刀時期により大きく分類されており、第二次世界大戦以前の分類と、現在の分類で分けられる場合があります。つまり、同じ日本刀でも、呼称が時代により異なる場合があります。そして、現在の法律上の呼称に「太刀」という分類はなく、現在は刀身の長さが二尺(約60.6cm)以上のものは全て「刀」と呼ばれています。日本刀は、形や大きさなどの違いから、以下のように分類されます。


直刀

直刀は反りのない真っ直ぐな姿の太刀のことです。上代に大陸から伝来し、古墳時代から奈良時代にかけて制作され、日本独自の発展を遂げて、平造から切刃造へと変化しました。


太刀

平安時代後期から室町時代初期まで、刃を下向きにして佩き、腰に吊り下げる形で携行して用いたものです。反りが高く、刃長はおよそ二尺(約60.6cm)を超えるものを指し、特に長さの長いものを「大太刀」、刃長三尺(約90.9㎝)を超えるものは「野太刀」と呼ばれます。

刃長二尺程度のものを「小太刀」と呼び分ける場合もあり、それ以下の刃長でも太刀として作られたものは太刀と呼ぶ場合があります。博物館などで展示する際は、刃を下にして展示されます。


刀(打刀)

太刀に代わって室町時代中期から江戸時代末期まで使用され、刃長は2尺以上のものです。

太刀と刀の違いは、用いられ方の違いの分類で、機能上での差異はないとされ、刀は太刀とは逆に、刃を上にして腰に指します。これは、敵に出会った場合にすぐに抜刀して構えられるように上向きにして装備するというものです。博物館などで展示する際は、刃を上にして展示されます。


脇差

一尺(約30.3cm)以上二尺未満のものをいいます。一般には左腰に刃を上にして帯に差して用います。本来の脇差しは、主武器ではない脇の武器という意味で、江戸時代の武士は大小の小刀を用い、刀の所持を許可されていなかった町人は護身用の名目で脇差を用いました。


短刀

現行法では、一尺未満のものを指します。鎌倉時代から室町時代に護身用の武器として制作されました。一般には刃を上にして腰に差して用い、接近戦時の武器や護身用として用いられました。 特に短い20㎝前後のものは懐に忍ばせていることが多くあったので「懐刀」「懐剣」と呼ばれる場合もあります。

江戸時代は武家の道具から短刀が外されたため、制作数は激減したといわれています。


長短にかかわらず、左右対称に作られた両刃の直刀です。古代中国では刺突を目的とした武具でしたが、日本では密教における法具として三鈷柄を付けて用いられます。


槍(鑓)

柄の先端に剣形の穂をはめ込んで使用されたものです。槍は鎌倉時代・南北朝時代に、突き刺すことを専門にしたものが存在しましたが、室町時代中期以降の戦国時代の集団戦に雑兵が用いるために大量生産されました。

穂先の部分の形状と柄の長短や大小は、時代や使用方法によって異なり、先端の形状は、剣形、平三角、笹穂、十文字、片鎌などがあります。江戸時代に入り戦がなくなると、大名行列の飾り道具として機能を無視した短いものが多く作られました。


薙刀

先反りが深く、物打辺りの身幅が広く、鋭い刀身を長柄の堅木先端に装着して用いられた実戦武具です。薙刀といえば、弁慶が用いたという逸話が有名です。平安時代の絵巻物にも、薙刀が登場しています。


現存する薙刀は、鎌倉時代中期以降のものが大半とされています。江戸時代になると女性の武器としても作られるようになりました。 薙刀のうち寸法が長く、先反りが浅い構造のものは、長巻と呼ばれます。柄の部分が補強のため、麻紐などで長く巻き締めて用いられたため、薙刀に対して長巻の呼称が用いられたと考えられています。


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