大阪浪華錫器(おおさかなにわすずき)は大阪府大阪市で製造されている錫器で、経済産業大臣指定伝統的工芸品に定められています。
全国の錫器のシェアの7割程を占めており、その歴史は江戸時代初期から始まりました。
大阪浪華錫器の特徴は錫を鋳込んでろくろで磨き上げるなどの表面処理を行って作られる造形の美しさにあります。
江戸時代後期に京都から大阪に錫器の生産が移り、最盛期には300人ほどの職人が技を競い合い活躍していました。
しかし、第二次世界大戦によって職人の数が減り、金属の入手も困難となったため、存続が危ぶまれましたが、技術の伝承保存のために国から材料の配給を受けながら大阪の錫器技術を守り、戦後いち早く製造を再開したのが大阪錫器株式会社でした。
そのため、大阪錫器株式会社は大阪浪華錫器の代表的存在で、代表の今井達昌を含め経済産業大臣に認定された4人の伝統工芸士が活躍し、伝統的な大阪浪華錫器を守りながら新しいデザインを取り入れ、全ての錫器を手作業で生産しています。
そのため、大阪錫器株式会社の大阪浪華錫器は人気があり、中古市場でも盛んに取引が行われています。
時には高価買取となる大阪浪華錫器もありますので使っていない大阪浪華錫器がございましたら、まずはいわの美術までお気軽にご相談下さい。
もともと錫は純度が高いと常温でも手で曲げる事ができるため、溶解する時に銀や胴などを少し混ぜて強度を高めています。
しかし、江戸時代に作られた錫は有毒な鉛を2割以上も含んでいる場合があり、古い大阪浪華錫器は実際に使用する場合、注意が必要です。
大阪浪華錫器は神具、仏具、酒器、茶器、菓子器、花器などが作られており、いわの美術でも大阪浪華錫器であればこれらのお品物を評価して買取る事ができます。
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仮に大阪浪華錫器でなくてもいわの美術では錫器の買取を行っており、これまでに買取実績もしっかりとあります。
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