ドイツの名窯として知られるマイセンはヨーロッパで初めて硬質磁器を生み出した事で知られています。
高い技術力を持つマイセンではフィギュリンと呼ばれる陶磁器人形を生み出し、その中でも「猿の楽隊」シリーズは1753年に天才造形師ヨハン・ヨアヒム・ケンドラーの創案から七年戦争を経た1765年頃、造形家ペーター・ライニケと共同で生まれた作品でした。
猿の楽隊は、マイセン特有の水彩画のようなタッチで描かれた華やかなロココ調の衣装を身に付け、ユーモラスに楽器を奏でる21体の猿と譜面台から構成される壮大なスケールのフィギュリンで、全てを集めるためには数百万以上の資金を必要としています。
それでもその魅力に惹かれたコレクターは多く、いわの美術でも買取を強化しているお品物の一つです。
マイセンの猿の楽隊は約13~16の細かな部分ごとに手作りされ、1体ごとに型が作られ丁寧に制作されたマイセンを代表する逸品ですが、ヨハン・ヨアヒム・ケンドラーは「なまけものなのに高い地位にいる人間の象徴」という反貴族・反宮廷思想を表現し、「誕生や家柄に関わりなく平等な扱いを」というヨハン・ヨアヒム・ケンドラーの思いが込められているといわれています。
そんなマイセンの猿の楽隊のご売却をしませんか?制作当初は21体しかいなかった猿も、ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー生誕300年など記念の節目に追加されておりますが、フルセットのご売却であれば1体ずつの買取よりも高く評価して買取らせて頂きますので、まずはいわの美術までお電話、メールにてお問合せ下さい。
今でも根強い人気を誇るマイセンの猿の楽隊ですが、彩色など全てが手作業で行われているため、微妙な色の違いや洋服の模様の違いなどがあり、熱心なコレクターの間ではこの少しの違いで評価が違うようです。
猿の楽隊はフィギュリン以外も制作されており、こちらのお写真は2009年に75セット限定で発売された酒器セットで、この他にも2008年には各100個限定で猿の楽隊がモチーフになったマグカップがリリースされています。
もちろん、これらも買取対象のマイセンの猿の楽隊ですのでお持ちでしたら、いわの美術が高価買取で対応致しますので、お気軽にお問合せ下さい。
また、マイセンのテーブルウェアの買取にも力を入れており、人気のブルーオニオン、インドの華、ピンクのバラなどパターンによって買取額が違ってきますので、お問合せの際はマイセンのどのような作品なのかしっかりとお伝え下さい。