引間二郎は木彫り熊の彫刻家として知られており、熊を鉄砲で撃って解体し、筋肉の付き方や関節の可動範囲を調べて木彫り熊制作にいかした茂木多喜治の弟子という事も有名です。
木彫り熊は北海道を代表するお土産物として知られていますが、その発祥は八雲町にあります。
徳川農場の農場主でもあった尾張徳川家第19代当主・徳川義親は、1918年から八雲町へ熊狩りに毎年のように訪れていました。
そこで貧しい生活をしている農民の姿を見て、冬の農業閑散期に副業として美術品制作をすすめたのがきっかけで八雲町では様々な農村美術品が制作されます。
1927年頃から木彫り熊を中心に制作が行われるようになり、「熊彫」として商標登録を行い、八雲町のブランド品として販売するようになりました。
八雲町の木彫り熊は細かい毛彫りを施した「毛彫り」と、毛を彫らずに面で熊を表現した「荒彫」「一刀彫」「ハツリ彫り」「カット彫り」などと呼ばれる2種類の彫り方で制作されています。
引間二郎は野性味あふれる作風が特徴で、毛彫りも荒彫どちらも手掛けています。
木彫り熊は高価買取があまり期待できないお品物ではありますが、引間二郎の木彫り熊は違い、中古市場でも高値で取引されています。
つまり、引間二郎の木彫り熊はただのお土産品ではなく、正真正銘の美術品なのです。
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いわの美術であればこれまでに美術品の買取で培ってきた鑑定力をいかし、しっかりとした評価で買取る事ができますので、ご売却をお考えの木彫り熊がございましたら、まずはいわの美術までお気軽にご相談下さい。
引間二郎は号を木歩といい、八雲町で制作している事から作品には「八雲」と「木歩」の文字が彫られています。
ご自宅にある木彫り熊にお写真と同じような文字が見られましたら、それは高価買取が期待できる木彫り熊かもしれません。
また、引間二郎以外にも茂木多喜治、柴崎重行、加藤貞夫の木彫り熊も高価買取が期待できますので、「八雲」と「○○作」という文字がございましたら、まずは一度、いわの美術までご相談下さい。
査定には木彫り熊のコンディションも大きく影響し、ひび割れ、欠損など破損個所があったり、変色、シミ、汚れなどはマイナス評価に繋がりますが、あまりにもひどくない場合はそれらを踏まえた評価で買取を行っております。
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