夾彩(きょうさい)は粉彩という技法の一種で、粉彩は中国清時代に景徳鎮で開発された上絵付けの技法で、焼成する前から色の配色が分かるため細かい絵付けができるようになり、さらには色を塗り重ねる事によって濃淡を表現できるという特徴があります。
特に雍正・乾隆期が夾彩の頂点であったと言われており、以後の年代では盛んに作られていました。
夾彩の最大の特等は器面全てを色や絵付けで埋め尽くしている事で、その装飾や意匠が細かく丁寧な仕事をしているものほど宝として扱われていました。
夾彩には二重構造になっているものもあり、表に窓があり中の部分が動くように作られ、中に施された絵付けが窓から見えるような仕組みになっていたり、実用性よりも鑑賞性を大切にしているものが多く、美品であれば驚くほどの高値を付ける事ができます。
コレクションの中に夾彩はございませんか?
いわの美術では夾彩の買取を行っており、日本全国無料出張買取にお伺い致します。
夾彩は台北國立故宮博物院にも収蔵品として存在しますが、台北國立故宮博物院では夾彩の事を洋彩と呼んでおり、清朝時代の宮廷古文書に根拠があるそうです。
そんな夾彩ですが、裏の銘に「大清乾隆年製」という6文字の篆書体が書かれていますと高価買取が期待できます。
しかし、中国の美術品は偽物も多く出回っているため、気を付けなければならないお品物ですので、鑑定にはしっかりとした基礎知識を必要としています。
いわの美術に在籍する鑑定士はしっかりと経験を積んだエキスパート揃いですので、しっかりと評価する事ができます。
夾彩を含む中国の美術品を含む骨董品などで売却をお考えのお品物がございましたら、まずはいわの美術までお電話、メールにてお気軽にご相談下さい。
なお、査定・見積は無料で行っておりますので、初めてで不安な方でも安心したお取引ができるかと思います。