時計の基本～腕時計のパーツ名称

男性のこだわりを表現するアイテムといえる腕時計。ビジネスシーンでもプライベートでも、自分らしさのこだわりのファッションのひとつとしてあげられるのが腕時計です。

自分らしいファッションの表現のひとつでもある本格的な腕時計を購入するなら、腕時計の主要なパーツ名称を覚えておくと、専門店でのオーダーもスムーズに運びます。

ラグ

革ベルトとブレスレットを固定するための小穴が内側に設置された、ケース上下の突起部分のこと。アタッチメント、またはホーンとも呼ぶ。

リューズ

リューズ(龍頭)とは、主ゼンマイを手動で巻き上げたり、時刻や日付などの調整操作を行うときに使用する主要部分。クラウンと呼ばれることもある。

インデックス

ダイヤルに設置された時刻を表示するための数字やマークのこと。時間の単位を示すインデックスは、アワーメーカーと呼ぶこともある。文字盤上に植字やプリント加工され、夜間や深海での視認性を確保するため夜光塗料が施されることもある。

【インデックスの主な種類】

アラビック…瞬時の視認性に優れたアラビア数字 ローマン 文字盤全体をドレッシィでクラシカルに演出するローマ数字

ポイント…大きなものはポイント、小さなものはドットとよばれる丸型タイプ

トライアングル…逆三角形の先端部で0秒・0分の位置を指し示すのに適したタイプ

バー…文字盤をシンプルでシックに装う棒状デザイン

ロゴ

ダイヤル状に描かれた、ブランド名やマーク。同じブランドでも年代によって書体や太さが異なっていることも多い。

ケース

ダイヤルやムーブメントなどを収める外装部分。チリやほこり、衝撃から守る働きをする。素材はスティールが主で、他には金、銀、プラチナ、チタンなど様々なものが用いられる。

スモールセコンド

ダイヤルの6時の位置などに、小さなダイヤル式で表示される秒目盛りのこと。

べゼル

風防の周りに付けられたリング状のパーツ。用途によって固定式、回転式、逆回転防止べゼルなどがある。クロノグラフのべゼルではタキメーターやテレメーターなど計測用目盛が刻印されているものも多い。

ハンド

時刻を表示するための針状部分。時計のイメージを決定する重要部分で、その形状は時計の志向性や機能、目的などを総合的に判断して決定される。

【ハンド形状の主な種類】

ペンシル…鉛筆がデザインモチーフ。カジュアルでクラシカルな印象。

バー…棒状デザイン。太目のものがバー、細めのものはバトンとよばれる。

アロー…時計の先端部が▼になった針。

プレゲ…地球の周囲を回る月をモチーフにした○が先端部に付いたバンド。

リーフ…樹木の葉をモチーフにした、ポピュラーで上品な形状。

メルセデス…時計先端部分がメルセデスのマークに似ていることから名付けられた。

ガラス

べゼル外枠部に設置加工されたガラス製部品。腕時計には下記の3つが主に使用されている。

アクリルガラス…合成樹脂のガラスで加工が容易だが、キズが付きやすい。

強化ガラス…化学処理、熱処理を施し分子密度を特に高めたガラスで、割れにくく、キズに強い。

サファイアクリスタル…人工サファイアの結晶を削り出して製造したもので、耐久性に優れ、高級時計やスポーツウォッチに主に採用されている。