玉川堂は、200年以上の歴史を持ち、金属加工の盛んな新潟県燕市に本店を構える銅製造の老舗店です。
今年4月にオープンした、話題の"GINZA SIX"にも支店があり、ますます成長を遂げていて注目度も高まっています。
玉川堂の商品は中古市場でも人気が高く、高値での買取が期待できます。只今、いわの美術では玉川堂の買取を積極的に行っております。
初代当主の玉川覚兵衛が1816年に創業してから、去年で200周年を迎えた玉川堂ですが、その長い歴史の中には多くの功績があります。例えば、日本が初めてウィーン万国博覧会に参加した際に出品したり、日英博覧会で銀賞を受賞するなど、創業当時から世界的な評価を受けていました。
また、第二次世界大戦で壊滅的な被害があった鎚起銅業界の復興にいち早く着手したのは、玉川堂(5代目玉川覚平)でした。大変な危機を乗り越えて、現在更なる成長を遂げています。
玉川堂の製品は、鎚起銅器といって平面の金属を鎚で叩いて徐々に立体にしていく手法で作られています。職人達は頭の中にある設計図と、手の感覚を頼りに作っていきます。一枚の銅板から湯沸を作っていく光景は、圧巻です。
玉川堂の鎚起の技術も凄いですが、染色技術は世界で玉川堂にしかできない”世界唯一”の技術なんだそうです。
6代目の玉川政男は、金銀銅などの金属を混ぜ合わせて木目のような模様を作り出す、”木目金”という技術の世界的第一人者で、人間国宝です。玉川堂は、伝統的な技術を守り継承しつつも、新たなチャレンジもするなど、とどまるところを知りません。
玉川堂の製品は、手元に届いてから時間をかけて味わいを増していき、一生よりもさらに先の孫の代まで使えると言われています。玉川堂の製品はかなりお値段のするものですが、半年待ちになる程の人気があります。
玉川堂の技術は、無形文化財に指定されていて、2008年には玉川堂燕本店の建造物が登録有形文化財となり、遠方から足を運んで玉川堂の職人技などを見に来る方や取材が少なくないそうです。
玉川堂では、湯沸を初めとした茶器や、コーヒーポット、花瓶など様々な製品があります。中古市場で特に人気が高いお品物は、湯沸です。共箱が一緒にあるものだと更に査定評価にプラスになります。
湯沸の中にも種類が様々ありますが、純銀製、銀製、5代目玉川覚平のものが人気が高く高値で取引されています。純銀であれば、『純銀』銀製であれば『銀製』と刻印があります。また5代目のものにも、玉川堂の刻印の近くに『五代』と刻印がありますのでお手元に玉川堂のお品物をお持ちの方は探してみてください。
湯沸以外のお品物でも、お品数などによってお買取りが可能となる場合がございます。
引越しや遺品整理などで、玉川堂のものが出てきましたら、いわの美術までご連絡ください。
専門の査定員が無料で査定させて頂きます。